かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

来夏までに全効公立小中学校に冷房設置? 機械だけでなく電気代もちゃんと予算取りして欲しいですね。

2018-08-20 20:11:28 | Weblog
 今朝の奈良市アメダスの最低気温は21.6℃、昼の最高気温は32.8℃、五條市アメダスの最低気温は18.3℃、最高気温は32.6℃でした。今日も朝はかなり冷え冷えとしていましたが、よく晴れて日差しがしっかり届いた事もあって、最高気温は少し上がってきました。その後夕方になって雲が多くなり、何日かぶりで蒸し暑い一夜となりそうな塩梅です。まあそんな簡単に秋になるとも思っていませんでしたが、台風19号、20号が過ぎた後は関東を中心に猛烈な残暑が襲ってくる、なんていうありがたくない予報も出されていました。台風接近のせいか明日から昼間も少し気温が上がりそうですし、湿度も高くなって随分と不快感の高まる猛暑日が帰ってくるみたいです。その台風ですが、19号は西に外れて九州をかすめて朝鮮半島か中国大陸に向かいそうですが、20号の方はそんな19号に影響されるのか、どうやらまっすぐ四国目指して北上してきそうです。いまのところ、予報円の東の端に奈良県のある紀伊半島がかかっていますのでまだ予断を許しませんが、いずれにしても24日未明には台風が最接近する見込みで、金曜日の出勤はひょっとしたら大雨の中ということになるかもしれません。

 さて、政府は、来年の夏までに全ての公立小学校中学校にクーラーを設置するための補正予算を組み、秋の臨時国会で提出することを考えているそうです。これまでにも文部科学省が市町村に対して交付金という形でクーラー設置の予算を出していますが、このお金は校舎の耐震工事にも使えるそうで、そちらに優先され肝心のクーラー設置が後回しになっているケースも有るのだそうです。そこで政府としては、来年の夏再び今年のような猛暑になる可能性も否定できないとして、現行の補助金のあり方も見直しながら、来夏までの全校冷房完全設置に向け検討を始める模様です。菅官房長官は、7月猛暑を受けて、「児童・生徒の安全、健康を守るための猛暑対策は緊急の課題だ。学校へのクーラー設置を支援していく必要がある」、「来年のこの時期に間に合うよう政府として責任を持って対応したい」と強調していましたから、それなりに期待できるのではないかと思われます。
 なお、文科省のデータでは、全国の小中学校の教室のクーラー設置率が41.7%になっていますが、地域の偏りがひどく、香川県が92・3%も整備済みなのに対し、近所の愛媛県13・2%や山口県18・2%、九州の長崎県14・8%、)と猛暑となった西日本の県でもほとんど整備されていない県もあります。ちなみに最低は北海道1・9%だそうですが、まあこれは仕方ない気もしないでもありません。
 まあいずれにせよ、そろそろ耐震工事も一巡してきたことでしょうし、私などが子供の頃とは比較にならない暑さが当たり前になってきている今日においては、児童生徒の健康・安全のための措置は喫緊の課題と言えるでしょう。ただ、こういったハード整備はお金がつきやすいのですが、本当に必要なのはその後の運転経費や維持・メンテナンス経費で、せっかくついた設備が予算不足で十全に使えなければ何をしているのか判らなくなってしまいます。政府や文科省はぜひその点についても十分に認識して予算を確保してほしいものですね。

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