かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

17万年前になる最古の焼き芋の痕跡が、アフリカ大陸で発見されたそうです。

2020-03-29 20:22:44 | Weblog
 今朝の奈良市アメダスの最低気温は5.9℃、昼の最高気温は12.1℃、五條市アメダスの最低気温は5.2℃、最高気温は9.6℃でした。1ヶ月位戻りましたかね。五條市など最高気温も10℃を割り込んでしまいました。明日朝は更に冷え込んで、水曜日まで天気はぐずつきそうとは、なんとも厄介なお天気です。3月中は朝夕の寒さ対策を忘れないように致しませんと。

 さて、原始時代の人類の遺跡が眠る南アフリカのボーダー洞窟で、現地の芋の根茎が炭化した状態で見つかり、それが約17万年前のもので、芋を加熱して調理して食べていた証拠であるという研究結果が発表されました。人類が食べ物を調理して食べていた事を示す最古の記録になるのだそうです。
 直径1センチ余りの薄い切片のような出土品ですが、大きさや組織の形状などから、アフリカで今も見られる植物、ヒポキシス属の一種であると判断されました。モノクロの写真を見る限り、とても植物遺骸とは思えない姿をしていますが、見るべきところを専門的な目で見れば、きっとそう見えるのでしょうね。
 それにしても、17万年前というまだまだヒトというよりは猿といったほうが近いような段階の人類が、どのようにしてかは判りませんが火を操り、調理をして植物などを食べやすくして口にしていた、というのは驚きですが、今様々な形で食べられている食品の調理の原点がここにあるのだと思うと、なかなかに興味深いものがあります。
 論文はサイエンスに投稿されたもので、「Cooked starchy rhizomes in Africa 170 thousand years ago というシンプルな表題で概要が掲載されています。

コメント
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