かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

政治家ってどうして空虚な美辞麗句を連ねるだけで、根拠ある数字を元に地道に説得しようとしないのでしょうね?

2021-12-04 20:36:53 | Weblog
 奈良市の今朝の最低気温は6.8℃、昼間の最高気温は12.1℃、五條市の今朝の最低気温は5.5℃、昼間の最高気温は9.8℃でした。今日は朝のうちはよく晴れていましたが、程なく北西から雲が流れてきて、一時にわか雨も降るあいにくの空模様となりました。一雨降った後は再び雲が切れて日差しが戻ってきましたが、それも長くは続かず、曇りがちの不安定な晴、といったような天気に終始しました。折角の休日ですしもう少し安定した青空と日差しが欲しかったのですが、季節が冬への移行を完了しようというこの既設、天気予報が晴でも安心できない荒れ模様となるのは致し方ありません。

 さて、鈴木財務相が給付金のクーポン券で事務経費967億円増というのを、「過去の類似事業と比較して、過大な水準ではない」との大顰蹙を買っている発言、またその前の公明党山口代表による「一定の経費が現金給付よりかさむことは当然で、やむを得ない」と口を滑らせた失言と、子供がいる家庭に配布する給付金の筋の悪さを露呈する舌禍事件が相次いでいます。そもそも過去の事例云々が問題ではなく、現金で配布すれば必要のない経費を費やしてまでやることなのか? と多くの国民が疑問を呈していることに対してこの発言は、政治家としてまるで説明責任が果たせていない不適切なものとしか思えません。
 また、現金だと貯蓄されてしまうので期限付きクーポンで確実に消費してもらう、という目的の胡散臭さも異口同音で、少しは自分で考えて発言されたらどうかと思う部分も多々ありますが、そもそもクーポン券なら貯蓄に回らず確実に消費されて経済の活性化に役立つというのなら、それこそ「過去の類似事業」を参照して、どれほど経済活性化に寄与したか、その根拠を示し発言に説得力をもたせるべきであろうと思われます。しかし、実際の過去の事例では、クーポン分の手持ち現金が貯蓄に回ったために、全額現金支給の場合と比べて、貯蓄傾向や消費動向に差はなかったとの結論が出ているそうです。それならば、マスコミも野党ももっとそのことを主張して政府を攻めるべきだと思いますが、なぜそうされないのか、不思議でなりません。一体誰が旗を振って強引にことを進めようとしているのか、そのそもそもの元凶はどこの誰なのか、まさにマスコミが調査報道すべきネタであろうと思いますが、その「犯人」はいずれ捕まえることができるのでしょうか?
 
コメント
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