政府の蒙を啓くには、全国の自治体が示し合わせて一斉に現金１択！クーポンなど使わぬと宣言してはどうかと思います。

　奈良市の今朝の最低気温は９．５℃、昼間の最高気温は１０．８℃、五條市の今朝の最低気温は９℃、昼間の最高気温は１０．５℃でした。今日は未明から降り出した雨が一日中降り続いていました。私の知る限りでは四六時中降り続いていましたが、止んでいた時間帯はあったのかどうか。そんな天気のせいか気温はほとんど変化せず、肌寒い一日でした。この雨は夜中まで続いて、日が変わった頃には上がってくるようですが、少し遅れたら朝まで多少は残るのかもしれません。まあ雨が降っていれば多少は朝の冷え込みも和らぐので、なるべく夜の間も降っていれば良いと思います。

　さて、物議満載の子供給付金、来春給付の５万円についてはクーポンで、という話が進行しているようですが、ここに来て専用通販サイトで使える５万円ポイントとして、専用ＩＤカードを配布する案が浮上しているのだとか。その通販サイトも、既存の楽天やアマゾンと言った誰でも知っているサイトではなく、各自治体が用意する子供世帯向けの商品限定の特設サイトにするのだとか。この話が何処まで本当なのか、報道の中身を疑いたくなるような摩訶不思議な案ですが、一体どこの誰がこんなトチ狂った面倒な話を持ちかけているのやら、一通り自体が片付いたら是非戦犯探しをマスコミにはしてもらいたいものです。まあ前回の給付金のときもお魚券やお肉券のような今となっては笑い話にすらならないいい加減な提案もありましたから、今回のこれもそういうものだろうと思いたいところですが、いくら自分は給付対象外とはいえ、自分も負担している税金の使いみちがこんないい加減極まる適当さでは、腹立たしいものも浮かんでくるというものです。
　それにしても政府も貯金に回らないようにクーポンにしたいというのなら、１０万円全部クーポンにしたらいいのです。それを中途半端に５万は現金で、などと言い出すから、それなら１０万円全部現金にしろ、という声も大きくなるというものです。しかも現金かクーポンかは自治体に任せると言いながらなるべくクーポンを選択するよう説得すると言い出すとは、どれだけ自分たちのやることに自信がないのやら。
　いっそこの際だから全国の自治体はブロック単位くらいで示し合わせて、全部現金給付にしますと、面倒くさくて地域住民に迷惑をかけるクーポンはやりません、と宣言されてはどうかと思います。各自治体の首長が宣言するなり、議会で現金給付決議を出すなりして混迷している政府の蒙を啓いてやればよろしいかと思います。地方自治で一定の勢力を誇る共産党地方議員の各位や、関西では圧倒的な力を持つ維新の先生方なら結構インパクトのある政府案拒絶運動ができそうに思いますが、前回も地方はさんざん迷惑をかけられたことですし、たまには馬鹿にするなと目にもの見せてやってもいいんじゃないかと思いますよ。