かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

密閉された雑居ビルの中で火を着けられると、もはや逃げようがありません。

2021-12-17 20:21:48 | Weblog
 奈良市の今朝の最低気温は8.8℃、昼間の最高気温は14℃、五條市の今朝の最低気温は8.7℃、昼間の最高気温は13.2℃でした。今日は昨日からの雨が朝も続いていました。よほど雲が厚いのか、通勤時も妙に外が暗く、ヘッドライトを点けている車が大半でした。まあ20台に1台位は無灯火の車もいましたが。その雨も午前中に上がり、昼過ぎには日が差す事もあったのですが、その後季節風の西風が急速に強まり、奈良県北部では瞬間風速20m近い風が吹き荒れて、今も電線が鳴り家が軋むような風が吹き付けてきます。風が荒れるのに伴い気温も急降下して、15時前後には朝の最低気温を一気に抜き去り、徐々に下降速度を落としつつもまだ下がり続けています。明朝の氷点下はどうやら避けられない見込みです。暖房必須ですが、風も強いですし万一にも火事になどならないように気をつけないといけませんね。

 そんなさなか、大阪市北区の繁華街にある8階建ての雑居ビルの4階から出火、火は30分ほどで消し止められましたが、煙に巻かれて逃げ遅れた27人が病院に搬送され、現時点で20代~60代の男女24人(男性14人 女性10人)が一酸化炭素中毒などで死亡したとのことです。まだ錯綜する情報ではありますが、可燃性の液体が入った紙袋を持った50−60代の男(医院の患者の一人らしいです)が4階にある精神科・心療内科の医院に訪れ、暖房器具付近に置いた紙袋をいきなり暖房めがけて蹴りつけるや、袋内から溢れた液体に火が着いて火事になった、との話や、その犯人と目される男も病院に搬送されているらしいことが報道されています。
 大阪の雑居ビルと一口に言っても色々あるでしょうが、少なくとも私が知っているようなのは、大抵は床面積も大きくなく、窓はほとんど無くて、出入り口は狭い階段と小さな古いエレベーターのみ、というような感じのものばかりです。可燃性の液体がなにかはまだわかりませんが、もしガソリンだったりしてそれが出入り口付近にばらまかれたのだとしたら、逃げるのは大変困難な状況になったことでしょう。火は避けられても充満する煙から逃げるすべはほとんど無かったのではないかと思われます。
 しかしそれにしても、この犯人と目される男と医院の医者の間にトラブルが合ったらしいことも報道されていますが、それならそれでどうしてこの手の輩というのは全く無関係のヒトを巻き込むのに躊躇しないんでしょうね? 医者とトラブルを起こしているなら医者個人とやりあえば良いと思うのですが、可燃物を持ち込んで放火するなど、あまりに短絡的ではた迷惑なやり口です。よほど視野狭窄に陥って周りが見えなくなっていたのか、自暴自棄になって大勢を道連れにしたいと思ったのか、それらをきちんと証言できるように、とりあえず犯人には生き残っていて欲しいと思います。

コメント
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