かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

自分にとってのスターの一人宝田明が亡くなっていたとは、気づくのが遅れたのはまさに一生の不覚です。

2022-03-19 21:16:10 | Weblog
 奈良市の今朝の最低気温は9℃、昼間の最高気温は13.5℃、五條市の今朝の最低気温は7.9℃、昼間の最高気温は12.2℃でした。今日は終始曇り空でほとんど日が差さない肌寒い一日でした。更に夜になってからは雨が降り出し、気温がどんどん下がって、夜21時現在で6℃前後となり、朝の最低気温を割り込んでいます。天候は少しずつ回復してくる見込みですが、明朝は久しぶりに真冬の寒さになりそうです。

 さて、随分気づくのが遅れてしまいましたが、東宝の映画俳優宝田明が14日に逝去されていたのですね。享年87歳、死因は誤嚥性肺炎だったとのことです。10日には遺作となる映画の舞台挨拶に車椅子で登壇し、11日には雑誌のインタビューを受けるなど精力的に活動し、映画や舞台への情熱をまだまだ保ち続けていたそうですが、13日に容体が急変、残念ながら回復できず生涯を閉じられてしまいました。遅ればせながらお悔やみ申し上げます。
 私にとって宝田明といえばなんと言ってもゴジラシリーズを始めとする東宝特撮映画の主役で、平田昭彦、佐原健二、土屋嘉男、高島忠夫、藤田進、田崎潤、天本英世ら錚々たるメンバーの中でも特に甘いマスクと長身で銀幕を魅了する役どころを演じていた印象が強くあります。それらの人々の中では、佐原健二氏はまだご存命のようですが、ほとんどの人がすでに鬼籍に入り、今また一人、昭和を代表する映画人が失われたことになります。本当に残念で悲しいことではありますが、もし本当にあの世というのがあるのであれば、改めて一人、才能あふれる逸材をこの世からあの世に一人送り込んだことになります。ならばあの世とは、今や才能あふれる豪華スター目白押しの夢のような世界になっているに違いありません。もし自分に順番が回ってきたら、それを楽しみに逝くのも悪くないと思いました。
 とりあえずこの連休は東宝特撮シリーズをいくつか鑑賞して、そのかつての英姿を観ながら後生を弔うといたしましょう。合掌。
 
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