かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

この非常時に効果が判らない胡乱な策を小出しにするくらいなら、一息に減税でもしたほうがよほど世論を喚起できると思います。

2022-03-26 20:42:59 | Weblog
 奈良市の今朝の最低気温は11.5℃、昼間の最高気温は18.7℃、五條市の今朝の最低気温は8.5℃、昼間の最高気温は19.1℃でした。今日は朝から雨が降り出し、1日降り続きました。そのせいか、気温はかなり高いのにどこかうすら寒く、防寒着や暖房が欠かせない日になりました。明日には天候が回復して気温も更に上がってくる予報ですが、来週末はまた少し寒くなりそうで、なかなか気候が安定しない模様です。

 さて、岸田総理が昨日の経済関係閣僚会議で、来週中に、物価高騰の緊急対応策を4月末までに策定するよう関係閣僚に指示すると表明しました。更に、ガソリン価格抑制策として打ち出している石油元売り業者に対する補助金の支給期限を4月末まで延長することにしたのだとか。ロシアのウクライナ侵略や中東での戦争で石油価格が高騰している中、「ウクライナ情勢に伴う原油価格や物価の高騰による国民生活や経済活動への影響に機動的に対応しないといけない」と強調したとのことです。
 この緊急対応策の財源は来年度予算の予備費をあてるとともに、物価高の長期化を見据えて夏の参院選後に補正予算を編成することも検討されるとのこと。
 まあ色々と対応策を考えて政策を打っていくのは政府としても当然の動きであろうとは思いますが、どうせ燃料から食料から全てを輸入しないとやっていけない我が国においては、とにかく戦争が終わって世の中が落ち着かないことにはどうしようもないのではないのでしょうか? それならば、効いているのかどうかも不明な石油元売への助成金とかよりも、収入そのものを大きくアップさせるための方策とか、減税とかの方がよほど国民生活へは効果的であろうと思われます。特に消費税を現行の10%から下げるのは、実際にそれで家計が助かる以上に、庶民の経済活動を活性化させる大きな心理的効果を生むのではないかと、素人ながら感じます。参院選を睨んでそれを打ち出せば、選挙にも大きな力となることでしょう。近郊財政を目指すのは間違ってはないようにも思えますが、それは平時の余裕のある時にやるべきで、今のような非常時にやるべきではない、やってはいけないこと何じゃないでしょうか。どうせ野党側は何らかの形で減税を公約に挙げてくるのでしょうし、それならば率先して与党側がそのお株を奪ってもよいはず。岸田政権が今後保つか保たないかはそんなところで決まるんじゃないかという気がします。

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