かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

苦労の末に成功したと思った直後に致命的なミスが発覚した時の徒労感と言ったら・・・。

2022-10-10 20:28:44 | Weblog
 奈良市の今朝の最低気温は17.6℃、昼の最高気温は19.9℃、五條市の今朝の最低気温は16.9℃、昼の最高気温は21.4℃でした。今日も未明から雨が降り、朝方一時上がりましたが、昼前からまた雨が降って、結局一日中雨と言っても良い天気となりました。明日は晴れる予報ですが、気温は振るわず、いよいよ秋も本番かと思いきや、週間予報では木曜日からかなり高めの気温が最高気温予測として示されています。暖かい秋はそれはそれで過ごしやすさにもつながるところもありますから一概に悪いとも言えないのですが、こうも寒暖の差が激しくなっては身体にも大概きついものがあります。そのためなのかは不明ですが、今朝は気がついてみると朝10時を回っていました。昨夜は23時に就寝、午前2時半頃一度目が覚めてトイレに行った後二度寝して、普段なら6時か7時には自然と目が覚めるのですが、悪天候で暗かったこともあって惰眠をむさぼることになったのでしょう。目が覚めたときは遅くても8時頃かと思っていましたから、時計を見た時は、そんなにも寝ていられるのかと唖然と致しました。

 さて、3連休最後の今日、昨日の続きでTAMRON 52B 90mmF2.5マクロの分解修理に勤しみました。昨日も書いた通りこのレンズはバラしやすい構造ながら、できるだけピントリングの回転角度を抑え、短いレンズ繰り出しで1/2倍マクロを実現するため、本体側の主ヘリコイドで繰り出していくのと同時に、前玉レンズ群を独立した筒として逆方向に回転する副ヘリコイドで更に繰り出し量を確保するという二段構えの結構複雑なことをやっています。それでも無限遠から最短撮影距離の39センチまでピントリングを350度回転させないといけないのですが、その回転の中で主ヘリコイドの繰り出し機構と副ヘリコイドの繰り出し機構のタイミングが完全に合致してないと前玉レンズ群がちゃんと本体に収納されず、無限遠が出ません。見た目ヘリコイドの溝は全く同じようにしか見えないのですが、オスメスの噛みあわせは極めてシビアで、前玉レンズ群を手探り状態で何度も噛み合わせてようやく一箇所すんなり入るところを見つけるというような状態で、しかもそれで入ったからと言ってぴったり収まっているかどうかはわからず、始めは無限遠にしても1センチ位副筒が収まらず飛び出てしまうという、困った状態になりました。しかも主ヘリコイドも少しずれると回らなくなりますし、とにかく1時間ばかりあーでもないこーでもないと知恵の輪を解いている感覚で試行錯誤を続け、ようやくにしてここと決められる位置取りで、前玉レンズ群副筒を本体に嵌めあわせることが出来ました。まあこの苦労も最初にバラすときにろくに記録も取らず安易に外してしまったからなのですが、それもようやく修理できた、と喜んだのもつかの間、今度は絞り羽が反応しないことに気づきました。絞りは前玉レンズ群副筒に備わっていてちゃんと動作しているのは確認済みですから、副筒から主筒に絞り機構を連動させる部分に問題が出ているようです。その確認と修理にはまたイチからバラさなければならないので、今日はもう気力が続かないため、明日以降に持ち越しました。まあ少しずつ構造に理解が及んでいますし、次は多分なんとかなるでしょう。出来なければ開放絞りでの撮影に徹し、ちゃんとしたマクロレンズを改めて購入するまで、その「蕩けるような」と称された前後のボケ具合を楽しむことに致しましょう。

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