かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

「政治的公平性」にこだわらなくても良いので、代わりに批判さえしていればいいという態度を改めて欲しいと思います。

2023-04-05 19:37:03 | Weblog

 奈良市の今朝の最低気温は11.9℃、昼の最高気温は20.1℃、五條市の今朝の最低気温は9℃、昼の最高気温は21℃でした。今日は朝から曇り空で、いつ雨になるのかと思っていましたが、結局日没まではこちらでは雨になりませんでした。多分今夜半からだろうと思いますが、東南部の山間地では既に雨雲もかかっているようなので、たまたま雲の切れ目にあたっているだけなのかもしれません。この悪天候は、天気予報では金曜日まで続くようですが、その後は晴れて少し気温低めに推移するようです。なにはともあれ、9日の投票日は晴れそうなので、その点だけは良かったと思います。

 さて、田原総一朗氏が、現在発売中の週刊誌で「政治的公平性の押し付けはジャーナリズムを愚弄している」として持論を展開する記事が、ネットニュースに流れていました。いわく、「ジャーナリズムは政権批判こそが果たすべき大きな役割なのだと私は考えている」だそうですが、なるほどと思わないでもない主張もありました。私は、以前は記者や報道機関の意見や感想、主張などは不要で、客観的な事実だけを淡々と伝えてくれたらいい、判断は自分でするから、と思っておりましたが、どう伝えるかだけじゃなくて、何を伝えるかについて記者や報道機関にその選択を委ねている時点で、既に自分が求める客観性などとうに失われているではないか、と思うようになりました。といって世の中の森羅万象ことごとくを知ることは不可能ですし、たとえそれが、例えば国政の話に限ったとしても、その情報量は膨大なものになり、とても自分でそれらを取捨選択して重要性の高いものを切り出すことなど、一回くらいは挑戦できても毎日連続してやり続けるのはこれもまたできるはずのない話です。
そういう意味で、公平性などとそれらしいことを言って押し付けるのはよろしいことではないでしょう。とは言え、「政権批判こそが役割」などという狭隘な考え方には賛同できかねます。なぜハナから斜に構えて批判前提なんでしょう? どうして是々非々で対応できないのでしょう? 別に、政権が国民にとって良い選択をしたならよくやった、と褒めてもいいじゃないですか。また、短期的には不利になっても長期的には有利になることなら、単に批判するんじゃなくて、そのようなメリット・デメリットをそれぞれちゃんと伝えてくれたらいいのです。更にそれがあまりに専門的すぎて一般には理解が難しい事柄ならば、噛み砕いて説明してくれたらいい。それこそが「報道」というものだと私は思います。それができるくらいに専門性を高め、伝える能力を鍛えていくのも記者の仕事でしょう。それらを棚に上げてとにかくなんでも批判ありきで報道するから、「マスゴミ」、などと揶揄されることになるのだと思います。


 

 

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