奈良市の今朝の最低気温は7.8℃、昼の最高気温は21.6℃、五條市の今朝の最低気温は6.1℃、昼の最高気温は20.7℃でした。今日は一転して朝から快晴の青空が広がり、午後は薄雲が出てきましたが、一貫してよく日差しが届いた初夏らしい一日になりました。気温の変化も明け方に最低気温、昼過ぎに最高気温を記録するごく当たり前の挙動を示して一安心です。懸念した朝の冷え込みも最近にしては少々きつめではありましたが寒すぎるというほどでもなく、最後の灯油を使い切るのにストーブを着けることができてちょうど良かったです。明日は日中更に一段と暖かく、場合によっては暑く感じそうな天気になりそうですが、そろそろ紫外線対策も考えていかないと、日射アレルギーで皮膚を痛めつけられることになるでしょう。
さて、国会の衆議院本会議で、原子力発電所の運転延長について、稼働60年を超える場合も可能とするなどの一連の施策をまとめた、グリーントランスフォーメーション脱炭素電源法案が可決しました。原発については、福島事故後運転期間原則40年、最長60年と規定されてましたが、今回様々な安全確保の取り組みも含めて、60年超も認めるという方向に舵を切りました。
電力の安定供給を目的とするとこれは一歩前進といえそうですが、本来なら古いのは更新する方向で、安全基準を高めた新設計の原発を新たに建設すべきと思います。原発を製造できる企業は少ないですし、そのノウハウを失伝させず技術を継承し高めていくためにも一定程度の新規建設は常に必要だろうと思いますし、岸田総理も新設に言及していましたが、未だその動きが具体化しないというのなら、福島の教訓などを取り込みつつ、古いのを改良して使っていくしかありません。
これらすべての原発を過去のものとしてその存在を一掃するためには、核融合の実現が最も確実でだと思います。あるいは、燃料アンモニア技術が使えそうなのでしょうか? その場合は農業との兼ね合いが課題と聞きますが、アンモニア量産技術が飛躍的に進化すればその方向もありなのかもしれませんね。
いずれにしても、それら新技術が実用化に至り、主要エネルギー源としての地位を確立するまでは、原発に頼らざるを得ないのが残念なところです。