かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

技術上重要な部分でなく、誤植や言い回し程度なら許可後でも適宜修正すればいいのでは?

2015-03-01 22:09:07 | Weblog
 とうとう今日から3月ですが、今日は一日中しっかり雨が降るあいにくのお天気でした。今週は週の半ばと週末も雨模様のようで、いわゆる菜種梅雨というには少々早すぎる天気ですが、ちょうど冬と春の空気が交代時期を迎え上空でやりあっているのでしょう。その飴も、ちょうどお昼時に少し雨脚が弱まる時があったので、この機を逃してはならじと車のガソリンを入れに、いつも行く近所のセルフスタンドまで走りました。ガソリン給油の後は、残る寒いかもしれない日に備え灯油も5Lだけ購入しましたが、これで不足するようならまた5L程継ぎ足しで買いに行かねばならないでしょう。面倒なことではありますが、余らせてしまうよりはマシというものです。
 
 さて、永らく運転を止めている原子力発電所ですが、ようやく鹿児島県の川内原発と福井県の高浜原発が再稼働のための許可審査に合格し、火入するための準備にとりかかりつつあるようです。奈良県民としては、川内はともかく高浜原発が動いて、関西方面の電気の供給が安定したり電気代の上昇が少しでも抑えられるようになるのなら歓迎したいですが、地元の同意を得るなどのハードルもまだ残っているそうで、再稼働にはまだもう少し時間が必要なようです。マスコミでは、再稼働一番乗りはどちらの原発か、などというどうでも良いネタで盛り上がっているようですが、そのニュースの中でちょっと見過ごせない情報がありました。再稼働にあたっては、両者とも原子力規制庁に対して工事計画認可申請書や保安規定変更認可申請書と言った書類を提出し、許可を得なければならないのですが、川内原発では4万ページ、高浜に至っては8万ページもの大部の書類となり、規制庁が「新規制基準の下、初めての認可書類なのでいい加減なものはできない」と微に入り細に入り目を光らせて一字一句日本語のチェックをしているのだそうです。そのため、九州電力では昨年の昨年の九月には技術的には再稼働の目処が立ったというのに、その書類作成と修正に時間を取られ、未だに完成品を提出できないでいるとのことでした。本来なら既に技術的な検証を済ませ、地元の合意も得られている川内原発が早々と再稼働できてないといけないのですが、書類不備、といういかにもお役所仕事な話で動かすことができない、という訳の判らないことになっています。それも、技術上の重要な記載事項が課題ならまだしも、日本語のレベルで、ということはひょっとしたら「てにをは」レベルで推敲され、赤ペンでチェック、されているのかどうかまでは知りませんが、とにかく細かな修正を指摘されている模様です。こんな下らない官僚のマスターベーションで原発再稼働のような、社会的に大変重要な案件が左右されているというのは、正直どうなんだと素人としては大変疑問に感じざるをえません。第一、そんな書類仕事に忙殺されて肝心の原発の管理が疎かになったり、せっかく達成した安全基準が、可動までに時間が経ちすぎて結局また一からやり直しになるような事にでもならないか、本末転倒もここに極まれり、な惨状を呈しかねないと危惧致します。

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