ついに平成の終焉が２０１９年４月末日と具体的に決まったそうです。

　今朝の奈良市アメダスの最低気温は７．７℃、最高気温は１２．３℃、五條市アメダスの最低気温は５．７℃、最高気温は１１．１℃でした。このところ暖かい日が続いていたので、このくらいでも随分空気が冷たく感じます。明日以降は更に冷え込み、真冬の寒さになるみたいですので、せいぜい暖かくして、身体を慣らしていく必要がありそうです。

　さて、今年もついにあと１ヶ月になってしまいましたが、多分あっという間に１ヶ月が過ぎて年が明け、来年もまた異様なスピードで進んでいくのでしょう。最近は特にそんな感じがしてなりませんが、もうすぐ平成が終わるというのもまた、嫌に加速されたかのように感じられる世界の中では、瞬く間にその日が来てしまうに違いありません。
　なにせ、ついに陛下が天皇を退位され上皇にお成り遊ばす日が２０１９年４月３０日に決定した、というニュースを観てしまいましたから。新元号については来年秋頃までに公表され、２０１９年５月１日に皇太子殿下が天皇に即位、秋篠宮様が皇太子に立てられ、ここに新たな時代が幕を開ける事になります。明治以前は、天皇在位中でも天変地異や大事件があるたび元号をコロコロ変えるのが当たり前で、１０年を超えるものは少なく、数年以内のものがざらにあったのですが、明治以後は一代一元号となり、長い長い歴史を刻むようになりました。昭和など、「昭和時代」と一口にくくるのはとても不可能なくらい激動激変の６０年余でしたが、それでもなんとなくその前の大正や明治、その後の平成とは違う、ある種の区切りが意識されます。やはり一代の天皇が統べるが故に、どれほど変化が激しくてもある程度共通した色合いが、そこには醸し出されるものなのかもしれません。後の世に平成がどういう時代として語られるのかは同時代からは判りませんが、高齢を押して天皇の責務に邁進された今上帝の御心が映え色づくのは間違いないことでしょう。
　それにしても、このまま事故とか急な病気とかで突然亡くなったりしない限り、昭和、平成、◯◯、と３代の時代を経験することになるんですね。実際には単に時間が過ぎていくだけのはずなのですが、なんだかそれなりに凄いことのように感じてしまうのが面白いです。