奈良市の昨日朝の最低気温は25.8℃、昼の最高気温は36.3℃、今朝の最低気温は27℃、昼の最高気温は34.4℃、五條市の昨日朝の最低気温は23.3℃、昼の最高気温は34.3℃、今朝の最低気温は24.9℃、昼の最高気温は34.2℃でした。
昨日まで広島県に出張しておりましたが、空模様は同じようなのに大阪、奈良の蒸し暑さと言ったら! 電車から降りた途端むっと孕んだ熱気に、うっと身じろぎしてしまいました。ほんの3日前まではこの空気の中で生活していたのに、たった2日お出かけしただけでこんなに耐え難い状態になろうとは、我ながら驚きました。向こうではほとんど空調を必要とせず、空調の効いた部屋では上着を必要とした場合もあったくらいでしたが、快適な環境(比較的)に慣れるのは早いということなのでしょうね。
さて、全世界でウインドウズPCでシステム障害が発生、社会インフラに深刻な影響を及ぼしています。個人的には、なんとなくそんな事が起こる未来もありうるのだろうな、と昔から感じてはおりましたが、かくも具体的にそのことが露わになってみれば、そんな漠然とした予感未満のものなどでは計り知れない巨大規模での大惨事になってしまいました。それも、以前この手のそこそこ大規模な面倒事が生じた時はマイクロソフトのアップデートが原因だったりしましたが、今回は アメリカのサイバーセキュリティー企業「クラウドストライク」のソフトウェア更新が原因の一つと見られているようで、OSを提供している企業がいかに無謬たるべく頑張ろうと、また、いかにサイバー攻撃対策に尽力していようと、その周囲でミスが生じれば場合によっては全体に影響が波及してしまうという現在のPCシステムの驚くほどの脆弱性が明らかになったというところが、より事態の深刻さを醸し出しているようです。
欧米諸国では、自動車工場、食品産業、流通、医療、航空機など、広範な範囲で麻痺状態が生じており、手作業での対応や強制的な休止状態を余儀なくされていますが、我が国でも羽田、成田などの国際空港でトラブルが生じていたり、マクドナルドでレジが動かなくなったりしたという話を聞きました。他にも細かいものまで入れれば無数のトラブルが生じていたのでしょう。早く復旧するに越したことはありませんが、この事態を契機として、ウインドウズに頼りきりな社会システムをいかに強靭化・健全化させるかという議論が世界的に巻き起こり、結果的によりトラブルに強い世の中が生まれて来ることを願うばかりです。