ルイガノ旅日記

あちこち出かけた場所で目にとまったもの、
心惹かれたものを紹介しています。
よかったらおつきあい下さい。

九州国立博物館「三国志」展

2020年01月11日 | お出かけ
波打つような屋根の造形、深い藍色のガラスウォールが印象的な九州国立博物館。
周囲の木々が壁面のガラスに映り込んで、自然との一体感が感じられます。
160m×80mとサッカーグランドがらくらく一面すっぽり入る大きさで、屋根は高い部分で36mあるそうです。


この日の展示は「三国志」…………魏・蜀・呉が激しく覇を競った騒乱の時代。
およそ1800年前、数々の英雄たちが躍動した歴史を垣間見ることができる、パンフレットのキャッチコピーどおりリアル三国志の展覧会です。


三国志展は昨年10月1日から始まっていたのですが、ようやく出かけたのは12月22日。
この日は年内最終日で、しかも日曜日とあって、オープン前から行列ができていました。


3F特別展示室に入ってまず目に入るのは、精悍で威厳に満ちた表情で周囲を威圧する関羽像。


劉備と曹操の戦いで、単騎戦場を駆け抜け劉備の子、阿斗を救い出す趙雲。趙雲の懐に抱かれている、あどけない表情の幼子が阿斗。


特別展示「三国志」は、プロローグ「伝説のなかの三国志」、第1章「曹操・劉備・孫権~英傑たちのルーツ」、第2章「漢王朝の光と影」、第3章「魏・蜀・呉~三国の鼎立」、第4章「三国歴訪」、第5章「曹操高陵と三国大墓」、エピローグ「三国の終焉~天下は誰の手に」という7部構成となっていました。


後漢の衰退を招き、三国志の時代を迎えるきっかけとなった黄巾の乱。
後漢末期に専横の限りを尽くした董卓。正史三国志の著者である陳寿に「歴史上の人物でこれほどの悪人はいない」とまで酷評された武将です。
展示物のみならず、さまざまな歴史解説が加えられているのも本展示の特徴のひとつでした。


張将軍という有力者の墓に副葬された儀仗俑(ぎじょうよう)。張将軍は、董卓の配下の武将であった可能性が指摘されていました。


同じく張将軍の墓から出土した酒樽。皇帝の御用品並みに豪華なもので、一級文物(日本で言う国宝)に指定されています。
お墓に酒樽を埋葬するなんて、よほどの酒好きなんでしょうか。そう言えば、三国志の英雄たちは、酒の面でも豪傑ぶりを発揮する逸話が多いですね(笑)


左は網代文陶棺(土製の棺桶)。右は柱上部の丸い部分に鏡を置く鏡台。【一級文物】


青銅と木を組み合わせた弓矢の発射装置、弩。【一級文物】
弩や弓といった飛び道具は三国志の時代の主力兵器のひとつでした。


三国志演義「赤壁の前哨戦」では、諸葛亮孔明が幕と草の束を張った20隻の船を囮にして曹操軍に無数の矢を放たせ、大量の弓矢を調達した話が伝えられています。横山光輝の漫画三国志で見たこのシーンは、今もうっすらと覚えています。


約1000本の矢を使って、その様子をイメージした飾りつけが行われていました。


石碑の一部。


河南省安陽市から出土した、副葬品目を記録した石の札。一番右の石札に刻まれた「魏の武王(曹操)愛用の虎をも倒す大戟」との銘文が、この墓こそ曹操高陵であることを決定づけました。曹操高陵は1800年の時を越えて、三国志の時代と現代を繋ぐトンネルのようです。【一級文物】


こちらが実際の曹操高陵の写真。現地は立ち入り禁止だそうですが、特別展示室の中にその様子が実物大で再現されていました。


曹操高陵から出土した白磁。6世紀後半の隋の時代に誕生したと考えられていた白磁が曹操の墓(3世紀)から出土したことは、学術的に大きな発見と言われています。【一級文物】


龍や鳳凰、鬼面や仏像などが描かれた盤口壺(左)と、墳墓内部での礼拝用に製作されたと推測される仏座像(右)。【一級文物】


大半は蜀の支配地域の墓から出土する揺銭樹。四方向に伸びる板状の枝葉には、不老不死の西王母、鹿に乗る仙人、400を越す銅銭が飾られており、なんらかの信仰上のものと考えられています。【一級文物】


1982年から84年にかけて放映されたNHKの「人形劇 三国志」に登場した人形も展示されていました。
劉備玄徳と諸葛亮孔明。これらの人形を製作した川本喜八郎氏は2010年8月23日に逝去されましたが、この日は奇しくも、諸葛亮孔明の命日でもあるそうです。


こちらは、魏の曹操と嫡子 曹丕。人形劇には、ストーリーテラーとして島田紳助・竜介が出演していたことも、今は懐かしい思い出です。


敵対していた蜀軍と戦い、七度捕らえられ七度放され、孔明に心服した孟獲。


横山光輝の長編漫画、三国志(1972年~87年連載)の原画。『桃園の誓い』


『曹操の死』


曹操高陵の出土品は海外初出展だそうです(日本では東京に次いで二番目)。写真撮影OKだったのでたくさん撮ってきましたが、とても全部は載せられません。「地球の歩き方」福岡特派員ブログ『リアル三国志の世界へ~九州国立博物館特別展示「三国志」』にも投稿していますので、興味のある方は併せてご覧ください。

三国志展を観た後は「第7回みゅーじあむ寄席 年忘れ落語会」を聴くため、1階ミュージアムホールへ。
春風亭一之輔さんと三遊亭天どんさんの二人会でしたが、橘亭門朗さん(前座)と遠峰あこさんも出演し、たっぷり2時間楽しめました。


九博の次の展覧会、「フランス絵画の精華~ルネ・ユイグのまなざし」のパンフレットを貰ってきました。
ルネ・ユイグはフランスを代表する美術史家で、31歳の若さでルーヴル美術館絵画部長に抜擢され、2次大戦中、ナチスドイツの略奪からルーヴルの貴重な絵画コレクションを守った人物だそうです。


今回の特別展「三国志」は、中国で発見・発掘された実際の出土品を展示するもので、言わばリアル三国志。この展覧会を通じて、私たちが親しんだ三国志と言う英雄たちの歴史物語が、1800年という時の流れを越えてぐっと身近に感じられました。(既に終了した展覧会の紹介ですみません)
九博の次期展示「フランス絵画の精華(2月4日~3月29日)」は、時代は17世紀から19世紀半ばまでということで、印象派が含まれないのが残念ですが、フランスのみならずイギリスやドイツ、日本からもフランス絵画の傑作が集結するということですので、是非こちらも観に行きたいと思います。ルーヴルやオルセー美術館で私たちが観た絵も含まれるでしょうから、それらとの再会も楽しみです。

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別府八湯で湯ったりまったり〜明礬温泉「湯屋えびす」

2019年11月20日 | お出かけ
湯煙の街 別府。高台の住宅地の一角に、市街地を見下ろす「湯けむり展望台」があります。お昼前後に撮ったものなのであまり目立ちませんが、朝のうちならもっとたくさんの湯煙が立ち上る様子を眺めることができると思います。
正面に見える芝生が広がったような山肌は大平山(通称「扇山」)の東山麓で、4月に行われる別府八湯温泉まつりに合わせて野焼きが行われ、別府の夜空を赤く染め上げるそうです。


せっかく別府に来たのですから、甘味茶屋でのランチの後は日帰り温泉でもうひと風呂浴びて帰ることにしました。今回選んだのは「湯屋えびす」。別府明礬温泉 御宿ゑびす屋の温泉施設で、宿泊客だけではなく立ち寄りもOKです。場所は、別府地獄めぐりの坊主地獄を越えて、国道500号線「坊主地獄先」交差点を右折し、山道をしばらく上ったところ。緑深い山あいに佇んでいます。


1階の露天と2階の内湯に分かれた浴場は、日替わりの男女交代制となっています。この日は、「風と歩く石畳」がテーマの露天風呂が男性用でした。
脱衣所を出たところにある半露天の岩風呂は、やや青みを帯びた乳白色の硫黄泉です。硫黄のにおいが漂って、いかにも温泉らしい佇まいでした。


湯屋えびすには、明礬温泉特有の硫黄泉と単純泉の2種類の源泉があります。こちらは無色透明の単純泉で、「香りの湯らり」と名付けられた檜のジャグジー。熱くもなくぬるくもなく程よいお湯加減と、湯船の底から溢れ出る気泡にゆったりまったり。すっかり体もほぐれて癒されました~♪


広く開放的な露天風呂(硫黄泉)。正面のガラス張りの八角形の小屋は、上の写真のジャグジー「香りの湯らり」。


同じ露天風呂を反対側から。「風と歩く石畳」のうたい文句はダテではなく、林の中を吹き抜ける風が本当に気持ち良かったです。中央の半円形の湯船は、同じ硫黄泉ながら長湯できるように湯温が低く設定してあります。


ここは「山小屋の蒸し湯」と言って、厚い板で区切られた箱の中に硫黄の蒸気が充満しています。別府ではよく見かける箱蒸しスタイルですね。


陶器製の湯船に単純泉のお湯を張った「満月の湯」。高温・低温のふたつがありました。


妻が入った2階の内湯は、露天とはまた違った趣があったそうです。ちなみに、奇数日は1階露天が女性、2階内湯が男性で、偶数日はその逆になります。

さてこちらは、別府駅にあるジェラート屋さん、くじゅう高原 Sweet Farm。くじゅう高原の搾りたて生乳を使って、ひとつひとつ丁寧に手づくりしているそうです。


ラージサイズで注文した「しぼりたてミルク」と「紅茶」は、ねっとりと滑らかな舌ざわりに爽やかな甘さで、後味すっきりの美味しいジェラートでした。


源泉数、湧出量ともにダントツで日本一を誇る別府。ここで言う「別府」とは、浜脇温泉、別府温泉、亀川温泉、観海寺温泉、堀田温泉、明礬温泉、鉄輪温泉、柴石温泉の総称で、「別府八湯」とも呼ばれます。別府八湯には、指定された140湯のうち88湯の入浴を目指すという、お遍路さんさながらのスタンプラリーがあり、達成すると「温泉道名人」の称号が与えられるそうです。88湯はさすがに無理だと思いますが、別府八湯制覇くらいならいけるかも………。これなら、残すは浜脇、観音寺、柴石の3湯で達成です(笑)

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くじゅう高原の店アイスクリーム / 別府駅
昼総合点★★★☆☆ 3.5

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大分郷土料理とスイーツ ~ 甘味茶屋

2019年11月15日 | お出かけ
大分スタジアムでウェールズ対フィジー戦に熱い声援を送った日から、はや1ヵ月以上経ちました。
別府駅前に置かれたラグビーボール型の大型モニュメント。中は大きな砂時計になっていて、重さ計200㎏になるガラスのビーズ玉が封入されています。直径1ミリの穴から60日かけて下の容器に落ち、それが満杯になったら手動で反転させる仕組み。2018年10月7日に設置され、ラグビーワールドカップ日本大会開幕まで1年間で5回、反転しながらカウントダウンしてきました。


駅構内に飾られていたウェールズ国旗は、地元の小学生が描いたもの。これに感激していたウェールズサポーターと妻が一緒に記念撮影したのも、今となっては懐かしい思い出です。


さて今日は、別府で食べた大分の郷土料理を紹介します。
宿泊した翌日のランチは、鉄輪温泉にほど近い国道500号線沿いの甘味(あまみ)茶屋。じゃらん「別府でおすすめのご当地グルメトップ10(11月)」では、1111件中第4位の人気店です。 


私が頼んだのは大分ご当地グルメの代表格、とり天定食。とり天には何故かパサパサのイメージがあって、食べたのはこれが初めてでした (^-^)ゞ


サクッと食感がよく、思っていたよりずっとジューシーで、私の中のとり天のイメージがすっかり変わりました。
かぼすをぎゅっと絞って、ポン酢と柚子胡椒をお好みで。ピリッと柚子胡椒を効かせたとり天とビールは相性ピッタリ…………だと思います、きっと (^-^)ゞ


妻が頼んだだんご汁定食は、大分名物の「だんご汁」と「やせうま」をセットにしたもの。


だんご汁は、根菜類がたっぷりの味噌汁に手延べ団子が入った大分の郷土料理です。イメージ的には山梨県の「ほうとう」が近いかな。

甘味茶屋の手延べだんごは幅広で、びっくりするくらい分厚かったです(^^♪

これは「やせうま」と言って、だんご汁と同じ手延べ団子にきな粉をまぶしたもの。大分では昔から食べられているお菓子だそうです。
私はこうした甘味は苦手ですが、妻には大好評。私が手を出さないのをいいことに、一人で完食しました(笑)


デザートは、散々迷ったあげく「茶屋パフェ」に決定。


抹茶クリーム、抹茶ムース、抹茶シフォンケーキ、北海道産大納言小豆がどーんと!
抹茶や小豆のほんのりとした上品な甘さに大満足のひと品でした。


昨日から気温が下がり続けて、今朝は5℃とこの冬一番の冷え込み。わが家でも、今シーズン初めて暖房のスイッチを入れました。炬燵を使っていないわが家にとっては、これが「こたつ開き」にあたります。日記(「10年日記」というスマホアプリ。写真も記録できて便利です)を開いてみると、去年は11月16日だったので一日早いこたつ開きになりました(^^♪
ちなみに、こたつ開きは「亥の月の亥の日」が良いとする慣習があります。これは、亥(いのしし)は火を避ける動物なので、この日に炬燵を使い始めると火事にならないという言い伝えによるもの。炬燵の起源は室町時代に遡りますが、今のような電気こたつが普及したのは戦後の話。それ以前の日本式炬燵は火元に炭を使い、その上に着物や布団を掛けていたものなので、常に火事とは隣り合わせだったんでしょうね。
今年の「亥の月の亥の日」は11月10日。少しタイミングは外しましたが、火事に注意しながらこの冬を温かく乗り切っていきたいと思います。

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甘味茶屋甘味処 / 別府大学駅

昼総合点★★★★ 4.0


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元関取が作る熊本ラーメン ~ ラーメンいっちゃん 琴別府店

2019年11月12日 | お出かけ
別府出身の元関取 琴別府要平さんが腕を振るう熊本ラーメンの店、別府亀川温泉の「ラーメンいっちゃん 琴別府店」に行ってきました。今年の春、「地球の歩き方」別府特派員ブログでこの店のことを知り、次に別府に行く機会があったら寄ってみたいと思っていたんです。


こちらが琴別府要平さん(本名 三浦要平さん)。カウンター10席くらいとテーブルひとつの店内に、次から次にお客さんが来店。そのほとんどが常連さんのようで、かなりの人気店のようでした。


これが一番人気のいっちゃんラーメン。まず、どんぶりを覆わんばかりの大きなチャーシューに驚かされます。そのほかにも、煮卵やキクラゲ、もやしにワンタンと具だくさん。熊本ラーメンらしく濃厚かつクリーミーで、美味しいスープでした。


ツルっとした食感のワンタン。


中太麺に焦がしニンニクの風味が絡んで美味しかったです。


見た目は似ていますが、こちらは肥後ラーメン。いっちゃんラーメンより少しマイルドな味わいでした。


特徴あるメニューが並んでいます。私が店にいた間には、一番がいっちゃんラーメン、次いでチャンポンの注文が多かったように思います。


ラーメンいっちゃん琴別府店を紹介する記事。雑誌だけではなく、全国ネットのTV番組でも取り上げられたそうです。


ラーメンいっちゃんがある亀川温泉は、別府八湯のひとつ。海沿いに広がる静かな温泉地です。


現役時代、前頭東筆頭まで務めた琴別府関は、「若貴キラー」の異名をとるほどの実力派。それだけに怪我も多く、無理がたたって膝や股関節、腰などに古傷を抱えながら厨房に立っておられます。相撲界引退後すぐに熊本でラーメンの修行をし、しばらく千葉県で「黒門ラーメン」という店を構えていましたが、いずれは郷里の別府に帰りたいという思いと、地元のファンに琴別府関のラーメンを食べてもらいたいというお姉さんの希望が結実して、6年前「ラーメンいっちゃん」が誕生しました。ラーメンやチャンポンだけではなく、夜のメニューにはちゃんこ鍋もあります。相撲部屋の本格ちゃんこ鍋、いつか機会があれば食べてみたいものです。

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ラーメンいっちゃん 琴別府店ラーメン / 亀川駅
昼総合点★★★☆☆ 3.5


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名残りのコスモス 2019

2019年11月08日 | お出かけ
朝夕の冷え込みが一段と厳しくなりました。今日から二十四節気の「立冬」(11月8日~21日)。実際の気候の感覚よりも暦の方が先行するのが普通ですが、早くも師走並みの寒気が到来するなど、今年の立冬はまさに実感を伴っています。わが家では数日前から羽根布団のお世話になり始めましたが、「こたつ開き」などの家の中の冬支度は早めに済ませておきたいですね。

畑の隅や道路際で見かけるコスモスもめっきり少なくなった今、すでにタイミングを失した感もありますが、先月下旬に撮ったコスモスの写真をいくつかアップしておきたいと思います (^-^)ゞ
場所は福岡市東区にある海の中道海浜公園(うみなか)です。例年秋になるとコスモスを見に出かけていたのですが、ここしばらくご無沙汰していて、この日は3年ぶりの「うみなかコスモス」でした。


福岡県には朝倉のキリンビール工場のコスモス畑を始めとして、コスモスの名所がいくつかありますが、私がこの海の中道が好きなのは、変わり咲きのコスモスが多いからなんです。(写真は、白い花弁に縦縞が入り、濃いピンクの縁どりのあるあかつき)


こちらは、白地にピンクの縁どりが入ったピコティ。


初めて見た品種、アプリコットレモネード。ピンクやイエローが混じりあって微妙な色あいです。紅茶の色にも似ているかも…………。


一枚一枚の花弁が筒状に開いているのはシーシェルと言いますが、花びらの色は様々です。


シーシェルのようでもあり、複雑な八重咲きのようでもあり、よくわかりません。コスモスは品種改良が進んでいるので、区別がつきにくいことも多いんです。


以前は西口の虹の池付近に植えられていたコキアは、今年は花の丘のコスモス畑の周囲に場所が変わっていました。すでに終盤で、赤みを残しているのはこの付近一帯だけでした。コキアの前では、2匹のワンコがきちんとお座りして写真撮影。


芝生広場にあるラグビーのゴールポスト(その形状から「Hポスト」と呼ばれるそうです)。私は見たことがありませんが、福岡のラグビークラブが練習で使うこともあるらしいです。今年は一気にラグビーファンが増えましたから、利用される機会も多くなるかもしれませんね。


青空に映える白い千日紅。


ススキの穂が輝き始めると、秋の深まりが感じられますね。


彩の池の噴水。


こちらは西口から入ったところにあるカナール(運河)と呼ばれるいくつもの噴水や水路、花壇などで構成された公園です。


帰り道に立ち寄った水巻町の遠賀川河川敷。滔々と流れる遠賀川や土手をバックに、満開のコスモスが出迎えてくれました。


10月26~27日に行われたコスモスまつりには、アンパンマンや騎士竜戦隊リュウソウジャーをはじめ、りんごちゃん、メイプル超合金などが出演するイベントもあったそうです。


今年のうみなかのコスモスは、全般的なボリューム感や変わり咲きコスモスの種類など、例年に比べるとややトーンダウン。もう少し早い時期に出かけていれば、印象は変わったのかもしれません。今回は事前のリサーチ不足でしたが、来年はもっといい時期に出かけたいと思います (^-^)ゞ
(過去のうみなかコスモス→2016年2015年

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「地球の歩き方」福岡特派員ブログに、『福岡発着日本海クルーズを体験!~コスタネオロマンチカ』をアップしました。併せてご覧いただければ幸いです。
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