昨日は、福岡市に隣接する久山町、篠栗町付近を、ぶらりと散策してきました。まずは、篠栗四国霊場の総本寺で第一番札所、また高野山真言宗の別格本山でもある篠栗町の南蔵院へ。

駐車場から数分間歩いただけで汗が噴き出すほど日差しが強く湿度が高い一日でしたが、木々に囲まれた南蔵院境内に入ると、一気に涼しくなったような気がしました。

七福神トンネルをくぐって涅槃像に向かいます。


トンネルを出たところにある一本杉。見事なまでにまっすぐ、天高くそびえていました。

南蔵院の涅槃像は、ブロンズ製としては世界一の大きさだそうです。(全長:41m、高さ:11m、重さ:300t)

一般に仏像は、立像・坐像・涅槃像の3種類に区分され、立像は悟りを開く前で修行中の姿、坐像はまさに悟りを開かんとする、または開いた直後の姿、涅槃像はすべての教えを説き終えて入滅(宗教的解放、解脱。涅槃に入る、つまり、悟りを開いた人が死を迎えること)する姿と言われています。

柔和な表情ですね。涅槃像には目を開いたものと、目を閉じたものがあり、目を閉じた涅槃像は入滅後を、開いた像は最後の説法を行っている姿を表しているそうです。

足裏には、仏教の世界観を表す文様が描かれています。

有料(500円)でお釈迦様の体内に入ることができ、願いを書いた護摩木を託して護摩祈祷してもらうことができます。私たちも護摩木に願いを込めて体内参拝し、外に出たところで「俵投げ」と言う輪投げのようなゲームに参加しました。(中は撮影禁止だったので、写真はありません)
明治32年に高野山から招致された南蔵院は、長年にわたってミャンマーやネパールの子供たちに医薬品、ミルク、文房具などを贈ってきました。そうした善意に感謝を込めて、1988年(昭和63年)、ミャンマーからお釈迦様をはじめとする三尊者の仏舎利(いわゆる遺骨)が贈呈され、これらをお祀りするために平成7年、釈迦涅槃像が建立されたのだそうです。

南蔵院本堂。

中央には、ご本尊である釈迦如来像。

続いて、「九州の伊勢」と言われる伊野天照皇大神宮へ。ここは、天照大神(あまてらすおおみかみ)、手力雄神(たぢからおのかみ)、萬幡千々姫命(よろずばたちぢひめのみこと)を祀る神社で、知る人ぞ知るパワースポットだそうです。

まっすぐに伸びる夫婦杉。根は相互に絡み合っているようでした。

階段を上っていくと、手水の前には厳しい表情の狛犬。

そのそばでは、爽やかな音を立てて、小さな滝が流れ落ちていました。

伊野天照皇大神宮の由緒が書き記されています。

天照大神を祀る社。


苔むす古木。

古神殿跡地。遥か遠い時代、厳かに神事が執り行われていた場所でしょうか。

久山町や篠栗町周辺の神社仏閣を訪ねたのは、今回が初めてです。世界最大のブロンズ製涅槃像は、その大きさもさることながら、優しい表情が心に残っています。伊野天照皇大神宮は、伊勢神宮のような荘厳さとは異なるものの、ひっそりと忍びやかにこの国の歴史を守り、伝えている。そんな空気をひしひしと感じました。
さて、熱戦を繰り広げた競泳アジア大会も、昨日で全日程を終えましたね。日本選手の胸のすくような活躍に、夫婦揃ってエールを送った6日間でした。競技そのものももちろん感動的でしたが、女子50m自由形で6個目の金を手にした池江璃花子選手が、笑顔で会場に手を振った次の瞬間、ぼろぼろと涙を流す姿が印象的でした。後のインタビューで、「親やコーチの姿が目に入ったら、安心して涙が出た」とのことだったようです。短期集中戦の疲労やトッププレイヤーとしての重圧に、気持ちも体もギリギリのところで耐え続けていたのでしょう。緊張が一気に緩んだ瞬間だったのだと思います。その健気なさに、近ごろとみに涙腺が弱くなった私も、ついついもらい泣きしてしまいました (^-^)ゞ

駐車場から数分間歩いただけで汗が噴き出すほど日差しが強く湿度が高い一日でしたが、木々に囲まれた南蔵院境内に入ると、一気に涼しくなったような気がしました。

七福神トンネルをくぐって涅槃像に向かいます。


トンネルを出たところにある一本杉。見事なまでにまっすぐ、天高くそびえていました。

南蔵院の涅槃像は、ブロンズ製としては世界一の大きさだそうです。(全長:41m、高さ:11m、重さ:300t)

一般に仏像は、立像・坐像・涅槃像の3種類に区分され、立像は悟りを開く前で修行中の姿、坐像はまさに悟りを開かんとする、または開いた直後の姿、涅槃像はすべての教えを説き終えて入滅(宗教的解放、解脱。涅槃に入る、つまり、悟りを開いた人が死を迎えること)する姿と言われています。

柔和な表情ですね。涅槃像には目を開いたものと、目を閉じたものがあり、目を閉じた涅槃像は入滅後を、開いた像は最後の説法を行っている姿を表しているそうです。

足裏には、仏教の世界観を表す文様が描かれています。

有料(500円)でお釈迦様の体内に入ることができ、願いを書いた護摩木を託して護摩祈祷してもらうことができます。私たちも護摩木に願いを込めて体内参拝し、外に出たところで「俵投げ」と言う輪投げのようなゲームに参加しました。(中は撮影禁止だったので、写真はありません)
明治32年に高野山から招致された南蔵院は、長年にわたってミャンマーやネパールの子供たちに医薬品、ミルク、文房具などを贈ってきました。そうした善意に感謝を込めて、1988年(昭和63年)、ミャンマーからお釈迦様をはじめとする三尊者の仏舎利(いわゆる遺骨)が贈呈され、これらをお祀りするために平成7年、釈迦涅槃像が建立されたのだそうです。

南蔵院本堂。

中央には、ご本尊である釈迦如来像。

続いて、「九州の伊勢」と言われる伊野天照皇大神宮へ。ここは、天照大神(あまてらすおおみかみ)、手力雄神(たぢからおのかみ)、萬幡千々姫命(よろずばたちぢひめのみこと)を祀る神社で、知る人ぞ知るパワースポットだそうです。

まっすぐに伸びる夫婦杉。根は相互に絡み合っているようでした。

階段を上っていくと、手水の前には厳しい表情の狛犬。

そのそばでは、爽やかな音を立てて、小さな滝が流れ落ちていました。

伊野天照皇大神宮の由緒が書き記されています。

天照大神を祀る社。


苔むす古木。

古神殿跡地。遥か遠い時代、厳かに神事が執り行われていた場所でしょうか。

久山町や篠栗町周辺の神社仏閣を訪ねたのは、今回が初めてです。世界最大のブロンズ製涅槃像は、その大きさもさることながら、優しい表情が心に残っています。伊野天照皇大神宮は、伊勢神宮のような荘厳さとは異なるものの、ひっそりと忍びやかにこの国の歴史を守り、伝えている。そんな空気をひしひしと感じました。
さて、熱戦を繰り広げた競泳アジア大会も、昨日で全日程を終えましたね。日本選手の胸のすくような活躍に、夫婦揃ってエールを送った6日間でした。競技そのものももちろん感動的でしたが、女子50m自由形で6個目の金を手にした池江璃花子選手が、笑顔で会場に手を振った次の瞬間、ぼろぼろと涙を流す姿が印象的でした。後のインタビューで、「親やコーチの姿が目に入ったら、安心して涙が出た」とのことだったようです。短期集中戦の疲労やトッププレイヤーとしての重圧に、気持ちも体もギリギリのところで耐え続けていたのでしょう。緊張が一気に緩んだ瞬間だったのだと思います。その健気なさに、近ごろとみに涙腺が弱くなった私も、ついついもらい泣きしてしまいました (^-^)ゞ
