先月下旬、中村勘九郎さん、七之助さんを中心に行われた中村屋の巡業公演、『春暁』を観に行ってきました。3月6日の埼玉公演を皮切りにスタートした今年の春暁。3月26日の北九州公演をもって千秋楽を迎えました。

演目は、勘九郎さんが次郎冠者を演ずる「高坏(たかつき)」、七之助さんが四役早替わりを見せる「隅田川千種濡事(すみだがわちぐさのぬれごと)」。幕間に、勘九郎さん、七之助さんに鶴松さんを交えたトークコーナーもありました。
「高坏」では、満開の桜を眺めながら酔いつぶれた次郎冠者の、高下駄による和製タップダンスが見応えたっぷり。これまで父、十八世中村勘三郎の高下駄を使っていたという勘九郎さんですが、今回の公演で初めてご自身の高下駄を新調したそうです。
「隅田川千種濡事」はやはり、七之助さんの四役早替わりと女性らしい滑らかな身のこなしが見どころでしょうか。
トークコーナーでは、2019年の小倉城公演で九州初上陸を果たした平成中村座を是非とも復活させたいというコメントに力が入っていました。

こちらは、その平成中村座小倉城公演に際しての「お練り」での写真です。スタート地点となった小倉魚町ヒカリテラス。翌日の報道によればこの日、約2万人の市民が小倉市街に集まったそうです。コロナ禍の今では考えられない密集ぶりですね。

中村屋一門の皆さんが到着すると、集まった人々の熱気も最高潮に……。左から片岡亀蔵さん、七之助さん、勘九郎さん、中村獅童さん。写っていませんが、坂東彌十郎さんもお練りに参加されました。

用意された人力車に乗り込んで、お練りの始まりです。勘九郎さんを先頭に弟の七之助さん、獅童さん、亀蔵さん、最後尾に彌十郎さんが続きました。
お練りの最終地点、「ご挨拶」の会場となった井筒屋前船場広場に到着。ここもすごい人出でした。

歌舞伎のみならず能や狂言など、日本の古典芸能を観たのは初めてです。2年半前の平成中村座では、妻は友達にチケットをとってもらって観劇できたのですが、私はチケットの手配が遅れて観ることができませんでした。伝統芸能を観るチャンスは地方では限られていますが、これからは機会を捉えて観に行ければと思います。

演目は、勘九郎さんが次郎冠者を演ずる「高坏(たかつき)」、七之助さんが四役早替わりを見せる「隅田川千種濡事(すみだがわちぐさのぬれごと)」。幕間に、勘九郎さん、七之助さんに鶴松さんを交えたトークコーナーもありました。
「高坏」では、満開の桜を眺めながら酔いつぶれた次郎冠者の、高下駄による和製タップダンスが見応えたっぷり。これまで父、十八世中村勘三郎の高下駄を使っていたという勘九郎さんですが、今回の公演で初めてご自身の高下駄を新調したそうです。
「隅田川千種濡事」はやはり、七之助さんの四役早替わりと女性らしい滑らかな身のこなしが見どころでしょうか。
トークコーナーでは、2019年の小倉城公演で九州初上陸を果たした平成中村座を是非とも復活させたいというコメントに力が入っていました。

こちらは、その平成中村座小倉城公演に際しての「お練り」での写真です。スタート地点となった小倉魚町ヒカリテラス。翌日の報道によればこの日、約2万人の市民が小倉市街に集まったそうです。コロナ禍の今では考えられない密集ぶりですね。

中村屋一門の皆さんが到着すると、集まった人々の熱気も最高潮に……。左から片岡亀蔵さん、七之助さん、勘九郎さん、中村獅童さん。写っていませんが、坂東彌十郎さんもお練りに参加されました。

用意された人力車に乗り込んで、お練りの始まりです。勘九郎さんを先頭に弟の七之助さん、獅童さん、亀蔵さん、最後尾に彌十郎さんが続きました。
お練りの最終地点、「ご挨拶」の会場となった井筒屋前船場広場に到着。ここもすごい人出でした。

歌舞伎のみならず能や狂言など、日本の古典芸能を観たのは初めてです。2年半前の平成中村座では、妻は友達にチケットをとってもらって観劇できたのですが、私はチケットの手配が遅れて観ることができませんでした。伝統芸能を観るチャンスは地方では限られていますが、これからは機会を捉えて観に行ければと思います。