中国自動車道、松江自動車道、山陰自動車道を通って、島根県の松江まで、妻と一緒にロングドライブ。山陰は、20年くらい前に出雲大社や大根島、足立美術館、大山などを訪ねたことはありますが、松江は初めてです。
着いたのがお昼時だったので、まずは出雲そばで腹ごしらえすることに。ネットで評判のよかった「中国山地蕎麦工房 ふなつ」は、松江城に近い城山西通りにあります。人気店だけあって、着いた時には店の外まで行列ができていました。
この店の蕎麦は、蕎麦の殻ごと挽いた割子と、殻を取り除いてから挽いたざる蕎麦の2種類があります。私たちは、一番人気の「千鳥割子」を注文。右上は蕎麦がきを揚げたもので、外はカリッと中はふっくらとした揚げ餅。その下の器には、上品な甘みの蕎麦ぜんざいが入っていました。
割子は、えびや錦糸卵などが載った椀、自然薯の椀、うずら卵の椀の3段重ね。風味豊かな粗びき蕎麦と少し甘めのダシの相性がよく、とても美味しかったです。
せっかくの機会なので、国宝五城(松本城、犬山城、彦根城、姫路城、松江城)に数えられる松江城を見学。週末は、松江城に隣接する島根県庁の駐車場が無料開放されています。大手門跡まで、歩いて5分くらいでした。
凛々しい武者姿の方が、子供に火縄銃の手ほどきの真っ最中。城内では、甲冑姿や忍者装束の「まつえ若武者隊」の方々が、松江城のことをわかりやすく説明してくれるのだだそう。記念撮影もOKだそうですよ。
大手門跡を過ぎるとすぐに見えてくる「太鼓櫓」。かつてはここで、太鼓を打って登城の時刻を知らせたそうです。
太鼓櫓の前には、高さ14m、直径1.6m、樹齢350年のクスノキ。
見事な石垣の向こうに天守閣が見えてきました。松江城の石垣は、「野面積み」と「打ち込み接ぎ」という石積み手法で造営されています。
威風堂々たる松江城の天守。下層2段は、漆喰ではなく黒い板で覆われています。この黒が松江城の外観をぐっと引き締めていますね。
千鳥が羽を広げたような曲線を持つ三角屋根を「千鳥破風」と言い、松江城の天守は東西南北の四方に千鳥破風を頂くことから、「千鳥城」の名で呼ばれます(諸説あり)。お昼に食べた千鳥割子の「千鳥」は、松江城のことだったのですね。
松江城は外観4層、内部6層(地上5階、地下1階)。こんな急な階段を上っていきます。
太鼓櫓に置かれていた太鼓が展示されていました。
最上階には壁がなくほぼ全面が開口部で、東西南北あらゆる方向の眺望が最高。こうした造りの天守は「望楼」と呼ばれるそうです。
こちらは南方向に見える松江市街。
西側に見えるのは、日本で7番目に大きい湖、宍道湖。初めて訪ねた松江は、宍道湖の景観を含め、しっとり落ち着いた情緒が感じられる街でした。
松江城を取り囲む広いお堀。
そのお堀をめぐる遊覧船。私たちもこの船で「堀川めぐり」をする予定だったのですが、あまりの暑さに断念することに……。
松江城二の丸に建つ興雲閣。明治天皇の行在所(あんざいしょ:天皇が外出されたときの仮の御所)として明治36年(1903)に建てられました。
結果的には明治天皇の巡幸は実現しませんでしたが、 明治40年(1907)、皇太子嘉仁親王(のちの大正天皇)の山陰道行啓にあたって迎賓館としての役割を果たしたそうです。島根県指定の有形文化財となっています。
この1階にある「亀田山喫茶室」というカフェでひと休みすることにしました。(「亀田山」は松江城が建つ山の名前)。
石臼挽きの抹茶をアイスクリームにかけていただく濃茶のアフォガードとアイスティーを注文。
カフェの強力なエアコンとアイスのおかげで、滝のようにかいた汗がすうっと引いていきました。
城の北側は、お堀沿いに武家屋敷が連なり城下町らしい佇まいを残す「塩見縄手」。小泉八雲の旧居(写真正面)や記念館(その左)もこの通りにあります。
長くご無沙汰が続いていた従姉に会うために計画した今回の山陰旅行。松江城の後は、従姉が用意してくれたこの日の宿、玉造温泉の長楽園に向かいました。
着いたのがお昼時だったので、まずは出雲そばで腹ごしらえすることに。ネットで評判のよかった「中国山地蕎麦工房 ふなつ」は、松江城に近い城山西通りにあります。人気店だけあって、着いた時には店の外まで行列ができていました。
この店の蕎麦は、蕎麦の殻ごと挽いた割子と、殻を取り除いてから挽いたざる蕎麦の2種類があります。私たちは、一番人気の「千鳥割子」を注文。右上は蕎麦がきを揚げたもので、外はカリッと中はふっくらとした揚げ餅。その下の器には、上品な甘みの蕎麦ぜんざいが入っていました。
割子は、えびや錦糸卵などが載った椀、自然薯の椀、うずら卵の椀の3段重ね。風味豊かな粗びき蕎麦と少し甘めのダシの相性がよく、とても美味しかったです。
せっかくの機会なので、国宝五城(松本城、犬山城、彦根城、姫路城、松江城)に数えられる松江城を見学。週末は、松江城に隣接する島根県庁の駐車場が無料開放されています。大手門跡まで、歩いて5分くらいでした。
凛々しい武者姿の方が、子供に火縄銃の手ほどきの真っ最中。城内では、甲冑姿や忍者装束の「まつえ若武者隊」の方々が、松江城のことをわかりやすく説明してくれるのだだそう。記念撮影もOKだそうですよ。
大手門跡を過ぎるとすぐに見えてくる「太鼓櫓」。かつてはここで、太鼓を打って登城の時刻を知らせたそうです。
太鼓櫓の前には、高さ14m、直径1.6m、樹齢350年のクスノキ。
見事な石垣の向こうに天守閣が見えてきました。松江城の石垣は、「野面積み」と「打ち込み接ぎ」という石積み手法で造営されています。
威風堂々たる松江城の天守。下層2段は、漆喰ではなく黒い板で覆われています。この黒が松江城の外観をぐっと引き締めていますね。
千鳥が羽を広げたような曲線を持つ三角屋根を「千鳥破風」と言い、松江城の天守は東西南北の四方に千鳥破風を頂くことから、「千鳥城」の名で呼ばれます(諸説あり)。お昼に食べた千鳥割子の「千鳥」は、松江城のことだったのですね。
松江城は外観4層、内部6層(地上5階、地下1階)。こんな急な階段を上っていきます。
太鼓櫓に置かれていた太鼓が展示されていました。
最上階には壁がなくほぼ全面が開口部で、東西南北あらゆる方向の眺望が最高。こうした造りの天守は「望楼」と呼ばれるそうです。
こちらは南方向に見える松江市街。
西側に見えるのは、日本で7番目に大きい湖、宍道湖。初めて訪ねた松江は、宍道湖の景観を含め、しっとり落ち着いた情緒が感じられる街でした。
松江城を取り囲む広いお堀。
そのお堀をめぐる遊覧船。私たちもこの船で「堀川めぐり」をする予定だったのですが、あまりの暑さに断念することに……。
松江城二の丸に建つ興雲閣。明治天皇の行在所(あんざいしょ:天皇が外出されたときの仮の御所)として明治36年(1903)に建てられました。
結果的には明治天皇の巡幸は実現しませんでしたが、 明治40年(1907)、皇太子嘉仁親王(のちの大正天皇)の山陰道行啓にあたって迎賓館としての役割を果たしたそうです。島根県指定の有形文化財となっています。
この1階にある「亀田山喫茶室」というカフェでひと休みすることにしました。(「亀田山」は松江城が建つ山の名前)。
石臼挽きの抹茶をアイスクリームにかけていただく濃茶のアフォガードとアイスティーを注文。
カフェの強力なエアコンとアイスのおかげで、滝のようにかいた汗がすうっと引いていきました。
城の北側は、お堀沿いに武家屋敷が連なり城下町らしい佇まいを残す「塩見縄手」。小泉八雲の旧居(写真正面)や記念館(その左)もこの通りにあります。
長くご無沙汰が続いていた従姉に会うために計画した今回の山陰旅行。松江城の後は、従姉が用意してくれたこの日の宿、玉造温泉の長楽園に向かいました。
中国山地蕎麦工房 ふなつ (そば(蕎麦) / 松江しんじ湖温泉駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.8
私は、足立美術館しか行ったことがないですが、日帰りだったので結構きつかったです。
お蕎麦の美しさにうっとりです。おいしそう~
洋館もとてもきれいだし、そういうところでいただくスイーツは最高ですよね。
松江の街並みはとてもきれいで、行ってよかったなぁと思いました。
今回は時間の関係で、あまり長居はしなかったのですが、いつかまた行ってみたいです。
茶道が盛んな土地柄なのですね。
お茶を嗜んでいた母が、従姉が松江に嫁いだ時にそんなことを言っていた覚えがあります。
足立美術館は2度目ですが、魯山人館など新たな展示室もあって見ごたえたっぷりでした。
蕎麦も美味しかったです。
この日の夜は従姉妹たちとの会食だったので控えめにしましたが、ざる蕎麦も食べてみたいくらいでした(笑)
レトロな雰囲気の喫茶、ここはよかったですよ〜。
アフォガートも紅茶も美味しかったですし、なにしろエアコンがガンガンに効いていて、汗がすっと引いて全身で涼を感じました (^-^)ゞ
週明け、近畿地方への台風の接近が気がかりです。
大きな影響が出ないようお祈りします。
今回も実にいいお天気のようですね。
夏のこの時期にいただくお蕎麦もまた格別ではなかったでしょうか。実に美味しそうです。
2泊3日の山陰旅行でしたが、天候に恵まれていい旅ができました。
松江城、立派ですよね。
外観も堂々たるものですし、最上階からの眺めも素晴らしかったです。
国宝五城の中では、彦根城と姫路城をまだ見ていないので、機会があったら行ってみたいと思っています。
ふなつさんの割子そばは、粗挽きで風味が良かったです。
出雲そばと言うと、出雲大社の辺りが発祥かと漠然と思っていたのですが、もっと東、松江に近い奥出雲で作られるようになったのだそうです。