6年前のアメリカ旅行で知り合ったご夫婦と滞在時期が重なることがわかったので、ワイキキで再会する約束をしていました。待ち合わせは、ビーチウォーク1階のヤードハウス(Yard House)。常時100種類以上の生ビールを提供するビア・レストランです。14時の開店と同時に続々と客が入り、約束の15時には既にほぼ満席。幸い私たちは、オープンエアで気持ちのよい窓際の席に案内されました。
カウンターの中にずらりと並ぶビールタップ。上の写真に写っている天井付近の金属管を通って、生ビールがこれらのタップに流れてきます。店内のいたるところに大画面のモニターが設置され、各種スポーツをライブ放映していました。
Yard Houseという店名は、1ヤード(約91センチ)もの高さがあるヤードグラスに由来しています。馬車での移動が一般的だった時代、騎乗したまま受け取れるように作られた背の高いビールグラスです。この店で使っているグラスは実際にはもっと小さく、45センチほどのハーフヤードグラスですが、それでも見た目のインパクトはかなり大きいです。
ハッピーアワーのサービスメニューから、おつまみを何品か頼みました。通常価格の半額ですからずいぶんお得ですね。
2杯目は、ハウスIPAをミディアムサイズで……。
アヒポケとアボカドのナチョスを追加。「アヒ」とはハワイ産の近海マグロ。新鮮でねっとり濃厚な味が身上です。
すぐ隣のステージから流れてくる心地よいハワイアンミュージック。金曜日限定で行われる、音楽とフラのコラボイベント「ク ハアヘオ kū haʻaheo」です。海外旅行経験豊富なお二人との話題は尽きず、瞬く間に時間が過ぎていきました。
🍀
未明からの雨も上がった翌朝、42番バスに乗ってモンサラット通りのボガーツカフェへ。ダイヤモンドヘッド登山口に続くこの通りは、この店をはじめとして多くの人気店が立ち並ぶグルメストリートと言われています。
入口近く(左)に置かれたメニュー(日本語版もあります)を取ってカウンター左側で注文。カウンターの奥がキッチンになっているようです。朝7時過ぎだったのですが、この後すぐに満席になりました。
ボガーツカフェ特製のアサイーボウルとママズ・フライドライス。
バナナとイチゴ、ブルーベリーの下に、冷たいアサイーがたっぷり。すっかり妻のお気に入りになりました。
フライドライスは、マシュルーム、ほうれん草のソテー、グリーンアスパラ、コーン、卵など具だくさん。塩味と甘みのバランスが絶妙で、一番人気というのも納得の美味しさでした。
同じ建物の二軒隣には、パンケーキやサンドイッチが人気のカフェ、サニーデイズ。
モンサラット通りを挟んで、向かいはプレートランチのパイオニアサルーン。サニーデイズもパイオニアサルーンも予定はしていたのですが、結局、今回の滞在期間中は機会がありませんでした。
こちらはカパフル通り、マラサダの老舗レナーズ・ベーカリー。店内で注文して外の窓口で受け取ります。バスで通りかかった時にはいつも行列していましたが、運よくこの日は空いていてすぐに注文できました。
オリジナルとパフ(クリーム入り)の2種類とミネラルウォーターを購入。
レナーズのマラサダは初体験。アツアツのうちに食べました。
路上に咲いていたハマユウ。ワイキキでは比較的いろんな場所で目にします。
帰りはカラカウア通りでバスを降り、フォートデルッシー公園を散策しながらホテルに戻りました。
名前はわかりませんが、花の形はシャワーツリーに似ているように見えます。
5月から11月にかけてきれいな花を咲かせるプルメリア。香りもいいですね。
プルメリアとそっくりですが、花や葉は微妙に異なり、特に樹形は全然違う木のようでした。
遊歩道を抜けたところにあるのは、APCSS(Asia-Pacific Center for Security Studies)。若いころハワイ出張を命じられ、2週間ほどここで詰め切り作業をしたことがあります。私にとって初めてのハワイでしたが、APCSSと宿泊先を往復しただけで、週末を含めてほとんど外の空気を吸わないまま過ぎた2週間でした(笑)
その数年後ハワイに赴任したときには、ここに日米友好協会の本部が設けられていたことから、年に数回くらいですがこちらに出向く機会がありました。何となく縁を感じる懐かしい場所です。
こちらはそのハワイ勤務時代、お世話になった日本人ご夫妻に教えてもらった、中華街にあるシーフードレストラン・レジェンド。夜は海鮮主体の中華料理、昼間は本格的な飲茶を味わえる店です。ハワイに着いたら、最初のランチはここで……と決めていました。(今回の滞在中、2回訪れたのはこの店だけです (^^ゞ)
数種類のワゴンが店内をめぐり、その中から好きなものを選んで取る……そんな本場風のスタイルがすっかり気に入って、月に一度は飲茶ランチを楽しんでいました。写真は定番中の定番、蝦餃(Shrimp Dumplings, えび蒸し餃子)です。
煎韮菜包(Shrimp & Chives Dumplings, ニラとえびの蒸し餃子)。
ボリュームたっぷりの焼売(Pork Hash)。
蒸し物のワゴン。このほかにも焼き物やスイーツなど、いろんなワゴンがテーブルに回ってきます。蓋を開けて中を見せてくれるので、料理の名前がわからなくても大丈夫。ワゴンがめぐり中国語が飛び交う店内は、さながらミニ台湾です。
海鮮餃(Seafood Dumplings, 海鮮蒸し餃子)。ぷりっとしたえびの食感や皮の透明感が食欲をそそります。
どれも本当に美味しいのですが、ひとつだけ選ぶとすれば鮮蝦腸粉(Shrimp Look funn, 米粉の皮を蒸したもの)。特製醤油をかけてサーブされます。ぷりんとした食感、つるんとしたのど越しがたまりません。(今回頼んだのはえび。それ以外にもシーフードやホタテ、ビーフなど全部で6種類)
妻が好きな大根餅は、中はトロッと、外はカリッとした食感。目の前のワゴンでじっくり焼いてくれます。
パイ生地に卵たっぷりのクリームを詰めたスイーツ。これも妻のお気に入りのひとつです。
飲茶のメニューは、小點$3.95、中點$4.75、超中點$4.95、大點$5.45、超大點$6.45に区分。スペインのバルに似て、シンプルでわかりやすいシステムです。ちなみに、今回の例だとスイーツが超中點、ルックファンが超大點、他の5品は大點でした。
🍀
滞在中に一度、34階からのオーシャンビューを体験する機会がありました。さすがにすごい眺望です。この高さになると、大きなレインボータワーが水平線とほぼ同じレベルに見えるんですね~。
部屋に戻って暫し休憩。物価高のハワイでもフルーツは比較的安く、しかも美味しいです。
部屋(9階)からの眺めもなかなかのもの。滞在間、夕方からはほとんどの時間をホテルで過ごしましたが、ラナイから海やラグーンを見ながら寛ぐのは格別のヒーリングタイムでした。
特に「麗晶酒樓」の飲茶料理は台湾の‘現場’が再現したみたいで、
懐かしく思い~すぐ帰って食べたくなるほど非常によい写真です。
有難うございます!又のレポートを期待しています。
(笑) 文章が変だったらごめんなさい
それと、
レナーズに行くためにレンタカーを借りていたようなものでした(笑)
とても懐かしくまた行きたいと改めて思いました(^^)/
中華料理も飲茶も大好きなので、このレジェンドは本当にありがたい店でした。
ワゴン形式の飲茶って、本場以外ではなかなかありませんよね。
帰国した途端、また行きたくなってしまいます(笑)
今回の滞在間、レジェンドには2回行きましたので、後半でもう一度登場します(笑)
ヤードハウスご常連なのですね。
私も行く時はハッピーアワーの恩恵に与っています。
ヤードグラスが出てくると、ハワイにきたんだなという気がしてきます。
ビールの種類も多く、スタッフの皆さんもフレンドリーでいい店ですよね。
レナーズのためにレンタカーとはさすがです。
カパフル通りでもワイキキからはかなり遠いですものね。
帰国したばかりですが、私もまたハワイに行きたくなってしまいました (^-^)ゞ