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日本のピノノワール (その2)

12月3日に白馬で開かれたワイン会、1本目のココファームの2014年のピノが注がれたところで「一皿目のお料理はまた後で…」と、気を持たせてしまいましたが、ココファームのピノに合わせる一皿目は、蝦夷鹿肉のカルパチョに蕪とベリーのサラダを木苺風味のバルサミコソースでいただきます。


やはり、北海道のワインに合わせるのは蝦夷鹿ですね~

2皿目はお魚料理。信州サーモンを芯にしたロールキャベツ


牛蒡と椎茸のブイヨンをベースに隠し味にお味噌を使った「石狩鍋風」とありました。

「石狩鍋風」に合わせるワインは、北海道の山崎ワイナリー。エチケットの花弁のように見えるのは、家族5人の指紋だとか…

葡萄畑を訪れた吉田さんに聞くと、北の大地に広がる素晴らしい眺めだそうです

3本目のワインは、ヴィラデストワイナリー。


醸造責任者・小西さんの性格が伝わってくるような、やや大人しめのエレガントなワインを受け止めるのは、鮟鱇のポワレ トリュフソース。



鮟鱇というと北茨城が有名ですが、直江津港に上がった鮟鱇もなかなかのもの。プリっとした弾力のある白身が美味しい

メインディッシュは青森・三内産の鴨。
南米産のマスコビ種を フランス王侯おかかえの料理人たちが数十年に及ぶ長い年月をかけ最高の味を持つ鴨に改良した、「バルバリー種」の胸肉のロースト。


普通 鴨というとオレンジソースがポピュラーですが、優しい味のピノに配慮して、優しいみかんのソース。
柔らかくコンフィされた腿肉とベーコンを添えていただきます。
合わせるワインはボーペイサージュ・岡本さんのTSUGANE。タンニンは控え目で、シャープな中にも華やかさのあるワインです。



メインのあとは 日本のチーズの第一人者・フェルミエの本間さんの解説を聞きながらいただく、フォンダンフロマージュ。




少しずつ残しておいた4本のピノとのマリアージュ比べ、なんて贅沢なことでしょう!

Christmasをイメージした七面鳥などのamuseにはじまる コースの〆もChristmasならではの「Gateau Noel」
苺のサンタが可愛い



ここまでアペリティフも含めれば5種類のワインをいただきましたが、いつもながらラ・ネージュのワイン会の凄いところは、生産者さんが持ち込む「フリー ティスティング」


この品揃えは、日頃から作り手さんたちとの信頼関係を築きあげてきた吉田さんのおかげです。

美味しい料理を拵えてくれたシェフや、スタッフのみなさんに感謝




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