電力各社がこの夏の電力需要供給試算を発表。
一昨年なみの猛暑として
・東京電力は4.5%のプラス~つまり4.5%分供給が需要を上回り、電力が足りているってこと。
・九州電力は3.7%のマイナス~3.7%分の電力不足
・北海道電力は3.1%のマイナス~3.7%分の電力不足
そして関西電力。
・16.3%のマイナス!!
この16.3%という数字。
いくら関西電力の原発依存度が高いと言っても、他と比べて極端過ぎでしょう!
他は皆、3~4%ですよ!
検証委員のひとりが「関西電力以外の電力会社の試算が甘すぎるのか、関西電力圏の消費者の節電意識が低すぎるか」と指摘していたが、この数字は、福井県の大飯原発を再稼働させるために作った方便の数字としか思えない。
関西電力の担当者は、住民の方にアンケートをとって出した数字だと言い訳していたが、アンケート結果なんて質問のされ方によって、いくらでも変わりうる。
昨日の『報道ステーション』では、こんな数字を出していた。
この夏の関西電力の電力供給量は、2535万kw。
一方、消費者が使う電力需要予測は、3030万kw。
約500万kw足りない。
この不足分を関西電力は原発で補おうとしているわけだが、報道ステーションでは原発に頼らずにこの不足分を補う試算を出していた。
まずは消費者の節電。
昨年、東京電力圏内での節電実績は、<一般家庭で11%><商店・オフィスで21%>の節電。
これと同じ節電を、関西電力圏内で行った場合、電力不足量は320万kwになるらしい。
では、この不足分をどう補うか。
ひとつは、中部電力や中国電力などの電気が余っている電力会社から電気をまわしてもらう方法。
ふたつめは、企業などが取り組んでいる自家発電などで補う方法。←この電力埋蔵量は正確に把握されていないらしい。
みっつめは、揚水発電。
よっつめは、工場など大量に電力を消費する分野での節電。←ちなみに昨年の東京電力圏内での節電実績は18%。
これらで十分、不足分は補えると報道ステーションは試算している。
この試算では、関西圏の一般家庭が10%の節電を、商店・オフィスが20%の節電を行うことが前提になっているが、関東の人間に出来て、関西の人間に出来ないわけがない。
もし関西電力が出来ないと考えているとすれば、関西の住民をバカにしている。
まあ、百歩譲って、この試算は『報道ステーション』というテレビニュース番組が作ったものだから、すべてを鵜呑みにするのは危ないとしてもいい。
言いたいのは、<関西電力や政府が、この様な試算を行う努力をしたのか>ということである。
こんな試算や検討もせずに、<足りないから原発を動かさなくてはならない>と単純に考えていたのではないか。
あるいは巷で言われているように、
<原発なしで、この夏を乗り切れたら、一気に原発不要論が高まってしまう>
そうすると
<現在ある原発は永遠に停止になり、無用な鉄くずになってしまう>
だから
<電力不足が起きると恐怖心を煽って、原発を動かすようにしなければならない>
と電力会社や政府は考えているのではないか。
電力会社・政府・原子力推進派の皆さん、いい加減にして下さいよ。
いったん事故が起こったら、福島のようなことが起きるんです。
そのことに対して、あなたたちは何も責任を取れないでしょう?
責任は、会社を辞めたり、大臣をやめたりすることだけで取り切れるものではありません。
乱暴かもしれませんが、被害に遭った人達から石を投げつけられて罵倒される覚悟はおありですか?
原発を棄てて、新しい未来を模索する方向に歩み出しませんか?
一昨年なみの猛暑として
・東京電力は4.5%のプラス~つまり4.5%分供給が需要を上回り、電力が足りているってこと。
・九州電力は3.7%のマイナス~3.7%分の電力不足
・北海道電力は3.1%のマイナス~3.7%分の電力不足
そして関西電力。
・16.3%のマイナス!!
この16.3%という数字。
いくら関西電力の原発依存度が高いと言っても、他と比べて極端過ぎでしょう!
他は皆、3~4%ですよ!
検証委員のひとりが「関西電力以外の電力会社の試算が甘すぎるのか、関西電力圏の消費者の節電意識が低すぎるか」と指摘していたが、この数字は、福井県の大飯原発を再稼働させるために作った方便の数字としか思えない。
関西電力の担当者は、住民の方にアンケートをとって出した数字だと言い訳していたが、アンケート結果なんて質問のされ方によって、いくらでも変わりうる。
昨日の『報道ステーション』では、こんな数字を出していた。
この夏の関西電力の電力供給量は、2535万kw。
一方、消費者が使う電力需要予測は、3030万kw。
約500万kw足りない。
この不足分を関西電力は原発で補おうとしているわけだが、報道ステーションでは原発に頼らずにこの不足分を補う試算を出していた。
まずは消費者の節電。
昨年、東京電力圏内での節電実績は、<一般家庭で11%><商店・オフィスで21%>の節電。
これと同じ節電を、関西電力圏内で行った場合、電力不足量は320万kwになるらしい。
では、この不足分をどう補うか。
ひとつは、中部電力や中国電力などの電気が余っている電力会社から電気をまわしてもらう方法。
ふたつめは、企業などが取り組んでいる自家発電などで補う方法。←この電力埋蔵量は正確に把握されていないらしい。
みっつめは、揚水発電。
よっつめは、工場など大量に電力を消費する分野での節電。←ちなみに昨年の東京電力圏内での節電実績は18%。
これらで十分、不足分は補えると報道ステーションは試算している。
この試算では、関西圏の一般家庭が10%の節電を、商店・オフィスが20%の節電を行うことが前提になっているが、関東の人間に出来て、関西の人間に出来ないわけがない。
もし関西電力が出来ないと考えているとすれば、関西の住民をバカにしている。
まあ、百歩譲って、この試算は『報道ステーション』というテレビニュース番組が作ったものだから、すべてを鵜呑みにするのは危ないとしてもいい。
言いたいのは、<関西電力や政府が、この様な試算を行う努力をしたのか>ということである。
こんな試算や検討もせずに、<足りないから原発を動かさなくてはならない>と単純に考えていたのではないか。
あるいは巷で言われているように、
<原発なしで、この夏を乗り切れたら、一気に原発不要論が高まってしまう>
そうすると
<現在ある原発は永遠に停止になり、無用な鉄くずになってしまう>
だから
<電力不足が起きると恐怖心を煽って、原発を動かすようにしなければならない>
と電力会社や政府は考えているのではないか。
電力会社・政府・原子力推進派の皆さん、いい加減にして下さいよ。
いったん事故が起こったら、福島のようなことが起きるんです。
そのことに対して、あなたたちは何も責任を取れないでしょう?
責任は、会社を辞めたり、大臣をやめたりすることだけで取り切れるものではありません。
乱暴かもしれませんが、被害に遭った人達から石を投げつけられて罵倒される覚悟はおありですか?
原発を棄てて、新しい未来を模索する方向に歩み出しませんか?