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平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

半分、青い。~「生まれて初めて聞いた泣き声は鈴愛の泣き声なんだよな」 誰も触ることのできない鈴愛と律の歴史

2018年06月06日 | その他ドラマ
 つらいときは誰かに話を聞いてもらいたいよね。
 悲しいときは誰かの胸の中で泣きたいよね。

 鈴愛(永野芽郁)の場合、聞いてもらう相手は裕子(清野菜名)とボクテ(志尊淳)だった。
 ゲイのボクテは〝精神的修羅場〟の場数を踏んでいて失恋のつらさはよく知っている。

 胸の中で泣きたいのは律(佐藤健)だった。
 ただし律の場合は、胸の中でなく背中。
「律、裏貸して。オモテでなくていい。裏、背中」

 鈴愛と律。
 何かいい関係だなぁ。
 一定の距離感がありながら実は近い。
 幼なじみと友だちと恋人の融合。

 過去には電話でこんな会話。
 鈴愛「んで告白?」
 律 「好きだ、鈴愛」
 鈴愛「冗談やな」
 律 「うん。冗談だ」(笑)

 ネームを捨てて秋風ハウスを追い出されたときは、
 鈴愛「一晩、泊めて。襲わないから」(笑)

 今回「お互いに気づいてないだけだよ、お互いの気持ちに」と指摘した正人(中村倫也)に律は憤慨した。
「お前が俺と鈴愛を語るの!? 俺と鈴愛の歴史を語るの!?」

 うわ~っ、深い名セリフ!
 子供の頃、鈴愛の左耳が聞こえなくなった時も律はそばにいた。
 何かあった時、鈴愛はマグマ大使の笛で律を呼び出した。
 律は大切なときに、いつもそばにいてくれる人。

「来た。律、来た!」
「ティッシュなくなったから部屋で泣いとる」(笑)
「律の背中はあったかいな」
「いくら泣いてもスズメの涙」(笑)

 少しずつ癒やされていく鈴愛のこころ。
 律も言った。
「生まれて初めて聞いた泣き声は鈴愛の泣き声なんだよな」

 ふたりの歴史は誰も触わることはできない。

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