平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

オリンピック、原発輸出、カジノ~安倍晋三の経済施策が全部頓挫しているのが笑える

2020年10月24日 | 事件・出来事
 菅義偉がなぜ日本学術会議を目の敵にするのかについてこんな言説を見かけた。
『菅義偉は叩き上げの実務家だから理屈ばかりの学者が大嫌い』
 なるほど~。
 理屈より行動。
 聞こえはいいが、理論なき行動、法律や過去の教訓(歴史)に基づかない行動は暴走だぞ。
 理論や法律や歴史は間違った方向に行くのを食い止めるためにある。
 それを研究しているのが主に学者さんだが、為政者は彼らの言葉に耳を傾けろ。
 知性に対して謙虚になれ。

 ………………

 日本の平均賃金は経済協力開発機構(OECD)加盟国・地域の中で24位。
 G7の中では最下位なんだそうだ。

 OECDの加盟国の平均は4万859ドル
 6位 アメリカ    6万584ドル
 14位 英国      4万723ドル
 19位 韓国      4万220ドル
 26位 日本      3万862ドル

 物価などの違いもあるから算出方法で結果も違ってくるんだろうけど、
 日本のGDPの成長率がコロナ前で0.8%くらいであることを考えるとうなずける。
 他国はもっと成長している。

 一方、大企業は膨大な内部留保。
 内部留保している企業は給料を上げたり、下請けの企業に恩恵を与えたりして市中にお金をまわし、内需を育てることを考えないのかね?
 このままだと国内市場はどんどん縮小していくぞ。

 政府も減税しろ。
 減税すれば市中にお金がまわる。
 なのに彼らは取ることばかり。
 その取った税金を無駄なことにしか使わない。

 オリンピック。
 こういうお祭り騒ぎはどうなんだろう?
 お祭り騒ぎで経済を活性化させるスキームは現在、果たして有効なのか?
 結局、利権屋が群がって終わりって感じ。
 同じことは万博にも言える。
 万博って聞いても全然ワクワクしないし。

 安倍晋三の経済施策がことごとく頓挫しているのが笑える。

・オリンピック→おそらく中止
        2032年にやるって案も出ているようだけど、もういいよ。
・原発輸出→全滅
・リニア →計画がどんどん遅れているが、おそらく実現しない。
      つーか狭いこの国でリニアを走らせる意味がない。
      広大な中国ならわかるが。
・スペースジェット旅客機(MRJ)→正式に事業断念を発表
・カジノ →コロナのせいもあるが、カジノ事業者が撤退。
・インバウンド→コロナのせいで不安定な水物だってことがわかってしまった。

 この国は衰退している。
 大きくて派手なことばかりに力を注ぎ、「日本スゴイ」の自画自賛をしているうちに、
 地道な努力をしている他の国にどんどん抜かれている。
 もっと足もとを見ようよ。
 給料を上げたり、税金を下げれば、余裕が生まれて消費拡大、内需が潤う。
 結婚する人も増えるだろうし、少子化も解消。

 何度も書いていることだけど、
 オリンピックやカジノといった対処療法ではなく、この国の根本治療をすべき。

 安倍晋三は「世界の中心で輝く国」「誇りある国」「美しい国」と大風呂敷を広げたが、菅義偉は地味っぽいな。
 来週からの臨時国会で菅義偉はどんな国家ビジョンを語るのだろう? 

コメント (6)
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