平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

日本学術会議任命拒否問題~菅義偉っていうのは「陰湿な男」だねえ。ネチネチと執念深い

2020年10月03日 | 事件・出来事
 日本学術会議の任命問題。

 菅義偉はどうして6人の学者さんの任命を拒否したのかね?
 巷では、この6人の学者が新安保法や共謀罪に反対したから、と言われているが。

 だとしたら「陰湿な男」だな。
 政府の意向に反対したから任命を拒否する。
 その報復人事?
 怖えぇ!
 世間では「令和おじさん」「パンケーキおじさん」などと、もてはやされているが、
 僕には「陰キャのキモい男」にしか見えないんだが。
 この人、顔がひきつって上手く笑えない人だしね。
 菅ちゃん、6人の反対者くらい、スルーするくらいの器の大きさを見せろよ。
 ほんと小さい男だな。

 つーか、異論や批判って大事だぞ。
 ひとつの価値観しか持たない国や組織は脆い。
 上手くいっている時はいいが、状況が変わればズタズタになる。
 太平洋戦争を見てみろ。
「あれ? これ違うんじゃねえ?」といった意見にも耳を傾けて、組織や国を運営していくのが有能なリーダーのあり方。
 たとえれば、船が氷山にぶつかりそうな時、「船長、危ないですよ」という声に耳を傾けて軌道修正していく感じ。

 リーダーの独断で異論や批判を排除するのは中国や北朝鮮と同じ。
 ………………

 菅義偉は「6人を拒否した理由」について説明すべきだろう。
 任命拒否の意志決定をした文書も公開すべき。
 いや、そんな文書、おそらく作成していない。

 この件についての今までの政府の説明は──
 加藤官房長官
「これまでは推薦した方をそのまま認めていた。今回はそうではなかったという結果の違い」
 菅ちゃん
「法に基づいて適切に対応した結果だ」

 だから、どうしてこの6人がダメなのかを説明しろよ。
 まあ、説明できないんだろうな。
 拒否した理由が、
「新安保法・共謀罪に反対したから」
「政府の意向に沿わない御用学者じゃないから」だから。
 ……………

 首相の任命権についても議論が起きている。
 ネトウヨさんなんかは「任命権があるんだから拒否して当然だろう」という論を張っているようだが、果たしてそうか?

 コロナ問題で注目された岩田健太郎教授は、警察官の拳銃使用を例に出してこんなふうに説明している。

「任命権があるからそれを行使するのは当たり前だろ、というのはもちろん間違い。
 権力が与えられるのは、その力を正当に抑制的にしか用いないという見識を信頼されてのこと。
 警官が銃の使用を許可されたからといってバンバン打ちまくっていいわけはないのです。
 あるからこそ使わない。これがパワーの本質」

 上手いたとえだな。
 権力は抑制的に使われるべきもの。
 濫用してはいけない。
 安倍晋三同様、菅義偉も権力の使い方を知らないようだ。

 立憲民主党の小西ひろゆき議員は、国立公文書館の内閣法制局審査資料を探してきた。
『昭和58年に総理任命の条文を設けた際の国会想定問答』
「内閣総理大臣による任命は、実質任命であるのか。」との問いに「この任命は、形式的任命である。」と明記。

 こうした根拠を示しても「新しい解釈をした」と言い張るのが、安倍政権だった。
 菅政権も同じことをやりそう。

 安倍が退場して清々したが、これからも陰鬱な日々が続きそうだ。
 日本の民主主義よ、どこに行く?

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする