平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

青天を衝け 第19回「勘定組頭 渋沢篤太夫」~小栗・五代・渋沢、3人の経済官僚が動き出す!

2021年06月22日 | 大河ドラマ・時代劇
 経済を重視する3人が揃い踏みした!

・幕府~小栗忠順(武田真治)
・薩摩~五代才助(ディーン・フジオカ)
・一橋~渋沢篤太夫(吉沢亮)

 政治よりも経済。
 目的を成し遂げるためには経済的基盤が必要だ、と気づいた3人だ。

 それに「政治」は厄介だからなあ。
 立場やイデオロギーの違う者同士の利害調整。
 時には武力をチラつかせて脅し、ハッタリを噛まし、いつどこで誰が裏切るか、わからない。
 現に慶喜(草彅剛)は「朝廷」と「幕府」の間に入って苦しんでいる。
 薩摩・長州の動きも気になる。
 福井の松平春嶽(要潤)も有力藩による合議制という体制が壊れてしまい、
 内乱が起きることを憂えている様子。

 これに比べれば、この頃の「経済」はシンプルだ。
 大切なのは信用。
 創意工夫をすれば結果が出る。
 考慮すべきは、商売に関わったすべての者がいかに得をして潤うか?
 もちろん時代が進めば、経済も為替などの要素が加わって複雑になり、
 競争も激化して弱肉強食の世界になるのだが、この頃はまだ単純。
「素朴な資本主義」と言っていい。
 まさに「算盤と論語」の世界だ。

 篤太夫がおこなった経済政策は次のようなものだった。
・銀札の発行
・銀札引換所の設置
・特産品を並べる物産所の設置
・火薬をつくる硝石製造所の建設

 篤太夫、イキイキとしているなあ。
 まさに得意技で本領発揮。
 自分の居場所を見つけた。

 小栗も五代も「フランス万博」に出展することを考えている様だが、
 確か篤太夫もフランス万博に行くんだよね。
 そこで五代と知り合って意気投合するのかな?
 そして経済は政治やイデオロギーを越える?
 そこに薩摩と徳川の対立はなく、経済活動は国境やイデオロギーはない?

 さて、時代の情勢は──
・長州が薩摩の仲介で最新式のミニエー銃の購入
・武士ではない、農民らで構成される歩兵部隊の編成
・薩長同盟
・幕府の敗北

 次回は慶喜が十五代将軍になって、その苦労と困難はさらにハードに。
 やはり「政治」は厄介ですね。


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