EXPRESS DIARY~鉄人日記~

鉄道に関することを日々徒然なるままに書いて行こうと思います。

好調阪神なんば線

2009年11月14日 | 阪神

091027hanshinn12082  阪神なんば線は先日日本鉄道賞を受賞し、1000系には写真のように同賞受賞のステッカーが貼られています。さらに先日の朝日新聞記事によると4~9月の旅客収入は計画の17%増となっており、青色吐息の京阪中之島線とは対照的に好調なスタートを切っているようです。反面難波方面や近鉄方面への利用者が伸びる中、梅田方面への利用は12%減となっているようで手放しでは喜べない状況もあるようです。また、4~9月期は阪神にとっては野球シーズンというドル箱の季節であり、タイガースの成績不振がありながらも甲子園のリニューアルにより高校野球の観客も多く、タイガースの方も終盤にきてクライマックスシリーズ争いを展開したこともあり、例年通りの集客があったことも阪神なんば線好調の後押しをしているように思います。甲子園輸送の影響は結構大きいものと思われ、これまで梅田乗換をしていた阪神ファンが、なんば線に切り替えた例は少なくないものと思われ、梅田の12%減もその影響が大きいはずです。現になんば線の課題として定期客の底上げが挙がっており、なんば線を利用した定期客がまだまだ定着していないという状況があり、梅田の利用者減が定期客が中心ではなく、甲子園輸送などの浮動層の減少が要因と思われる点は阪神にとっては救いなのではないかと思われます。野球がない10月~3月の下半期にどれだけ持ちこたえるかが阪神なんば線の来年度への課題となりそうですが、城島が加入して意気上がるタイガースが来年優勝争いをすれば、それなりに開業フィーバーの落ち込みをカバーできるのではないかと思われ、初年度以降落ち込み続けるということもないように思います。