徳島で牟岐線から徳島線への乗り継ぎに時間があったので、ここで暑さに負けず徳島ラーメンを食す。GWは和歌山電鉄のついでに和歌山ラーメンを食したが、今回は徳島ラーメンだ。どちらも中華そばと言うだけあって少々似ているように思う。よく考えれば和歌山と徳島と言えば南海フェリーで結ばれており、以前から交流が深い地域である。ひょっとするとラーメンの交流もあるのだろうか?ラーメンに関してはただ単に食べるだけで味とか店の名前とか種類には疎いど素人なのでご許し頂きたい。なんせ最近でこそラーメン屋に入ろうかという気になりつつあるが、これまではラーメンと言えばカップ麺が一番という人間なので仕方がない。徳島ラーメンでお腹を満たして、一汗かいて、徳島駅に戻り、特急剣山に乗って阿波池田を目指す。3両編成のうち中間車にアンパンマン車両が組み込まれており、小さな子を連れた家族の利用がちらほらと見られた。もっとも午前中乗った特急うずしおや以外にも結構な乗りだった特急むろとと違い、特急剣山は終始空きっぱなしだった。こちらはうずしおとは違い、キハ185系と言う、それこそ急行車と言うには打ってつけの車両が使われている。ダイヤの方も急行並みで、便宜上急行よしの川から格上げされただけの名ばかり特急なので仕方ないところだろう。いまさら急行に戻したところで利用者が増えるでもなし。高速道路1000円や無料に対抗するには究極の高速化を図るか、同じように料金不要の快速に格下げするか、この二者択一しか生き残り策は見えないのではなかろうか。
阿波池田からはこちらも高速道路に苦しめ続けられている特急南風に乗車。3両編成と言う寂しい編成で到着。さすがに3両しかないため自由席は混雑しており、立ち客も見られた。私も仕方なく…というかとりあえずデッキに立って後方から展望撮影を少し楽しむ。しかし、振り子の揺れが激しく上手く撮影できないため途中で撮影は断念。結局路線展望撮影は土讃線のみ残して、同線は今回乗車しなかった琴電琴平線とともに次回への課題となった。後免で特急南風から下車し、後免から徒歩で後免町へと向かい、土佐電の撮りつぶしへとかかる。乗りつぶしは既にごめんなはり線とセットで済ませてあるが、こちらも撮りつぶしがまだなので、日が長いのをいいことに撮影に勤しむ。後免町からはりまや橋までJRならすぐにでも行けるような距離だが、路面電車は停留所が多く、速度も遅いため、延々と目的地に着かない道中となった。土佐電は路面電車としては面白い線路がたくさんあり、マニア的に見所の多い路線のように思う。後免町からの利用は予想外にあり、結構長距離を乗りとおす人も見られた。夕方の時間だけに高知の中心部へと出かける人が多いのかもしれないが、想像以上に利用されているので少しほっとした。土佐電で高知駅周辺に入って、周辺を路面電車を撮りながらぶらぶら歩き、日没を迎えたため、19時ごろを潮時にホテルへ入ることにして長いテツな1日を終了した。3両しか連結されていない寂しい特急南風/阿波池田