フォンテーヌの家  わたしのつぶやき

横浜市南区で趣味の会[フォンテーヌの家」 

SLの映像を見て

2010-08-24 21:04:14 | 日記
8月24日 火曜日 晴

今日も快晴。外は陽射しが強いのできっと暑いのでしょう。
でもわたしはゴミを集積所へ持って行く時家を出ただけで、ずっと家にいました。
洗濯物はハンガーに掛けて、藤棚の下の竿に部屋から手だけを出してぶら下げました。

今日の予定は来月の読書会の本の予約を図書館にするだけです。電話でするのです。
全く外に出なくてよいので気が楽でした。リコーダーを吹いたり、タオルのエプロンづくりをしたり、
のんびり寛いだ1日を過ごしました。

今朝のテレビで、熊本から人吉の間のSLの映像を見ました。
凄い勢いで黒い煙を吹き出したり蒸気を噴き出して走る機関車の姿でした。
懐かしい景色でした。ぼんやりずっと見入ってしまいました。

わたしが小学生の頃、東海道線の品川から沼津までは電気機関車で、沼津からはSLでした。
当時トンネルにはいると慌てて窓を閉めたものです。閉めないと黒煙が車内に入って来てしまいます。

黒煙が真っ黒いススを落つるのです。よそ行きの洋服が黒くなってしまうのです。
それが嫌でしたから、何時も大あわてで閉めましたね。
でも子供の力では窓を下ろすバネがきつかった事を想い出しました。
何時も母や祖母か、一緒に乗っていた大人の手を借りていました。懐かしい想い出です。

東海道線の品川から富士駅までの間にお弁当を買ってもらったり、アイスクリームを買ってもらいました。
窓の処まで「エー、アイス、エーアイス」と大きな声を出してホームを歩く男の人が居ました。
「エー、ベントー、エーベントー」とか、汽車が停まっている間、ずーっと売り手の声がしていました。

汽車がゆっくり走り出しますと、売り手さんもホームを走ってアイスやおつりを渡してくれました。
子供心に、ホームを走る小父さんが転ぶのではないかと心配でした。
胸の処に肩からアイスが入っているケースを吊していましたから、とっても危ないと思ったのです。

そんな懐かしい事を次々と思いだしていましたら、知らないうちに涙が流れてました。
何故か涙が流れて困りました。どうしたのでしょう・・・。子供の頃のわたしに戻ったみたいでした。
あるじが居てくれたらきっと優しい言葉をかけてくれたでしょうね。

汽車はSLが当たり前だった時代です。むしろ煙が嫌で電気機関車をみんなが好んで居たのです。
当時嫌われていたSLが、今はもてはやされて居るのです。
みんなで寄ってたかって写真を撮ったり、見物したりしています。不思議な気持ちになりました。

便利で機能的な物を恋いこがれる反面、一度は捨てられた物をもう一度拾い上げてきているのです。
とても矛盾を感じました。
わたしは今、捨てられる運命のものをなんとか復活させたいと思い、衣類も食べ物も工夫をします。

そんな事を楽しみにしているわたし自体、流行遅れと思っています。
SLの映像を見ながら、少し混乱してきてしまったようです。今と昔が混線してしまったようです。
それで今日もタオルエプロン作りで1日楽しんでいました。
コメント
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