フォンテーヌの家  わたしのつぶやき

横浜市南区で趣味の会[フォンテーヌの家」 

久しぶりの毛筆で手紙を

2011-05-29 19:19:37 | 日記
5月29日 日曜日 雨

台風2号が北上して居るためでしょう、昨日より強い雨が降り続きました。

昨日はわたしの小さい孫の小学生最後の運動会でしたが、当然中止。そして今日も中止です。
孫息子は運動会は中止でも何故か登校して授業をし、月・火曜がお休みになるのだそうです。
運動会は水曜日に決行とか・・・。それを聞いて何となくすっきり出来なかったです。

わたしは、先生から譲り受け大切にしていました手漉きの和紙を使って、久しぶりに手紙を書きました。
懐かしい匂いを墨をすりながら思いっきり吸い込んでいました。筆を持つのも久しぶりです。
困ったことにわたしの手も、筆もわたしの思うように動いてくれませんでした。

長いこと先生にお便りをしていなかった証拠です。
以前は億劫がらずに結構マメに筆を使っていましたが、この所そのような気になれずにいました。
手紙を書く料紙も墨も筆も、そして封筒まで先生から戴いた物ばかりです。苦笑です。

卒業の時、住所と名前を先生がお手本を書いて下さいました。
社会に出れば何かに付けサインをすることがあるから、せめて自分の名前くらい筆で書けるように、
と言う先生の親心で、いろいろな字体で書いて下さいました。

結婚して姓が変わった時も、同じことをおっしゃってお手本を買い下さったのです。感謝です。
そして「筆に慣れれば君の字で書けば良いのですよ。わたしにラブレターを書きなさい」と言われました。
先生に手紙を書くことが練習になると言うのです。当然、料紙も筆も墨も戴きました。

あるじと一緒に先生のお宅に伺ったとき、わたしの書いた手紙に朱を入れてテーブルに置いてありました。
これには閉口しました。あるじはわたしの手紙を眺めて朱の文字に納得していました。懐かしいです。
たった一通の手紙を書いただけですが、とても気分が良くなりました。ホットした感じです。

以前、墨の香りは精神安定になる、とおっしゃっておられた先生の言葉を思い出しました。
コメント
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