夕焼けが綺麗でした。

７月１８日　水曜日　晴れ

午後からにわか雨が降るという予報でしたが、良いのか悪いのかずっと晴れていました。暑かったです。
今日は読書会でした。暑いのですがクーラーを使うほどでも無く、自然の風と団扇と扇風機だけでした。
我が家に付いた直後は皆さん暑そうでしたので、果実酢をお水で薄めた物を飲んで頂きました。美味です。

今日は宮本常一著「忘れられた日本人」を読みました。
著者は民俗学者で、驚くほど日本中を歩き、その地のあらゆる事を聴き集めております。
何処の村でも、親切に著者を迎え昔の事を丁寧に方って下さって居たようです。

現代の何となくいつも忙しげな様子が全く感じられない村人たちその、語り口や話の内容に戸惑いました。
村で何かを決めなくてはならない時は、何日も何日も話逢うというのにも平和を感じました。
トイレと食事をするとき以外は寝ずにずっと話合って居ると言うのですから驚きです。

村の人達が納得出来るようになるまでとことん話合っていたようなのです。
著者もその様子には驚かれましたが、それから十年も経過した現在ではとても想像すら出来ないことです。
日常生活から、農作、結婚等々あらゆる面に話が広がり、久しぶりに充実感一杯でした。

読書会のメンバーは６０歳以上の方ばかり、地方出身の方など昔の事を思い出しいろいろ話が出ました。
わたし自身、祖母から聞いた話などを思い出しながら読んでいました。
祖母は学歴など有りませんが、素晴らしい人生哲学を持って居ました。祖母の言葉を今でも忘れません。

今までとは、少し違った雰囲気の読書会だったような気がします。
エッセイでも小説でも無い、この本がメンバーにいつもと違う空気を醸し出していたのかもしれません。

読書会の後、ゆっくり休憩タイム。ベッドに入って一寝入りしました。
少し元気になったような気がしましたが、まだ図書館へ本の返却に行くには気力不足でした。
日課にしています天声人語を書き写し始めましたが、書いている内に何故かまた眠気が襲ってきました。

またベッドで横になり眠りました。不思議なほど眠れるのです。
庭から気持ちの良い風が吹いてきていますので、クーラーも何も無くても暑さは感じませんでした。

昼寝と言うより夕寝と言った方が良いようですが、目覚めてから支度をして本の返却に図書館へ行きました。
今回の本はワイド版の岩波文庫で重く無かったし、夕方の風がとても気持ちよく、良い散歩になりました。
家の近くまで来た時、空を見上げましたら夕焼けがとても綺麗でしたので、大急ぎで２階へ行きパチリ。



もう７時過ぎていました。どんどん空の色が変わって行くのを暫く眺めていました。
図書館までの往復は３５２３歩。２日間、全く外に出ていませんでしたので良い運動になりました。