フォンテーヌの家  わたしのつぶやき

横浜市南区で趣味の会[フォンテーヌの家」 

あるじ殿 聞いていますか 天国で 

2014-09-29 17:43:06 | 想い出
9月29日 月曜日 晴れ

今朝、道路を歩いている時の若い男女のカップルの会話に、思考回路が止まってしまうほど驚く。
男性の低い声で何か女性に言った途端、「玄関に出しておいたのに持ってこなかったの?」と叱り声。
「知らないよ、早く取って来なよ」と女性の大きな声。

どうも、女性が玄関に出しておいたのに、男性がそれを忘れたて置いてきたらしい。
男性はそれを取りに戻るよう、女性に頼んでいる様なのだけど、女性は男性に取りに戻れと言っている。
立ち止まることも無く、どちらも戻る様子は無い。駅に向かって同じ歩調で歩いている。

同じ会話を、歩きながら繰り返して居るだけ。男性の声は低く小さい声なので、ほとんど聞き取れない。
それに反して女性の声はかん高い大きな声で、一個一言の言葉が驚くほどきついのには、ビックリ。
親子とは見えない。恋人か夫婦だと思う。そんな間柄でこの会話???

「聞いている?わたしもこんな風に言えたら清々したかもね~。」と、心中密かにあるじに話していた。
サラリーマンだった頃、「車を会社に置いてきたので鍵を持って行く」と言うので、玄関で手渡したのに、
何故かポケットに入れず、下駄箱の上に置いて出かけてしまったらしい。
玄関で送り出したとき、あるじの手元までは見ていなかった。

娘たちがそれぞれ学校に行き、ホッとしたころ電話がなる。
「鍵を忘れないように持たせて欲しいと、言っただろう!」とかなりご機嫌斜めのあるじの声。
「玄関で手渡したでしょう?」とわたし。
「玄関に置いてきたんだ。出かけるまで、ちゃんと見ていてくれよ。」とイライラが伝わってくる。

「どうしたら良いのかしら?」と質問すると、「会社まで届けて貰わないと困るでしょう!」とあるじ。
困る事は確かなことは、わたしも承知している。他の車に迷惑がかかる所に止めてきたらしい。
夫の不始末は妻のわたしの不始末と、自分に言い聞かせながら電車に乗り会社へ向かった…。

会社の受付の方に、「○○ですが、お願いします」と声をかけるとすぐにあるじが現れ、
「サンキュー。助かったよ。」と一言。
今想い出してみると、これはこれで良い思い出になっている、そう思えるようになっている。

でも、あの男女のきつい会話は、若さ故なのか、何だろう…。
娘達にもこれほどきつい口調で叱ったことは無い。まして普通の会話では尚のこと。それも、往来で…。
コメント
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