15年前の今朝、夫はベッドで冷たくなっていました。
瞬間、声も出ませんでしたし、動くことが出来ませんでした。
此れという持病も無く、元気な夫でしたので衝撃は大きかったです。
最初にお隣さんに行き、2階の寝室まで一緒に来ていただきました。
何がどうしたのか、考えられ無かったのです。
お隣の奥さまは、当時寝たきりのご主人のお世話を自宅でして居られました。
彼女も夫を見た瞬間、言葉が無かったです。
そして、”救急車では無く警察に電話をしないと…”と言われました。
”息をして居ないのだから、救急車では無い”とはっきり言われました。
寝たきりのご主人を抱えておられましたので、長居は出来ません。
わが家の娘達に電話をしたかどうか聞かれたような気がします。
それから娘たちに連絡をしました。
警察の人は、寝室をくまなくチェックしながら写真を撮っていました。
寝る間際まで羽織っていたはずの上着が、床に放り投げてありました。
着ていたものを畳む習慣は、夫には有りませんでした。
その様な部屋の様子を、全て写真に収めて居ました。
テレビのドラマで良く見る景色です。
その時、わたしは思考力も感情も無い状態でした…。
毎年、祥月命日を迎えても、胸は苦しくなりませんでしたが、今朝は違いました。
我慢しているのが苦しくなり、自然に涙が流れだし、子供の様に声を出して泣いて居ました。
どうして?なんで?と、自問自答。自分の感情を押さえられませんでした…。
でも、自然に激しい感情は治まってきました。
先日、15年蔡でしたので、”今月のお墓参りは無し”と思っておりましたが、
次女が、”お休みを3日にしたのでお墓参りに行こう”と、言ってくれました。
嬉しかったです。わたしは独りで行くつもりでした。
お墓詣りをしてから、ランチも一緒でした。先月と同じコースです。
今までこのような事は無かったので、少々戸惑いを感じてます。
以前は我儘一杯、自己主張が強い彼女。
そんな彼女が、何時も疲れた顔をして居るのも気になって居ます。
幸せになって貰いたいです。それだけを願っています。