昨年、3月左足の膝を傷めた頃は、日常的に着物で過ごしていました。
寒い内は、着物の方が暖かいので若いころからの習慣ですが、
怪我をしたことで着物では無く、ズボンがメインになりました。
夫の急逝で2階を使わず、1階の生活だけにして今に至っています。
ただ、箪笥は下に降ろさず、いつも二階で衣類の入れ替えをしていました。
わたしが怪我をした3月の末は、衣類の入れ替えの間際でした。
足の故障で、物を持っての階段の上り下りは危ないので、和服の下着や
小物一式、かなり長い事、押し入れの籠に入れたまま放置していました。
その間、着物を全く着ませんでしたので、その所在は意識から消えてました。
昨年末、新年を迎える準備を始めた時、それらをどこへしまいこんだのか、
探しても見つかりません。
新年を迎え迷わず着物を着ましたが、着慣れた襦袢も腰紐も前板も一切なし。
三が日を洋服で…?は考えられず、慣れない小物で間に合わせましたが、
”使い慣れた行方不明の一式は何処に?”と、落ち着きません。
週末、高校時代のメンバーの集まりと中学時代の恩師のお墓参りがあります。
その時に着る着物を選んで貰おうと、娘たちと2階に行きました。
何時もは自分で決めるのですが、何故か今年はとても面倒な気がしてました。
わたしは箪笥の扉を開き、畳紙を何枚か引っ張り出していた時、
段ボールの蓋を開け、中身を見ていた長女が、”これじゃない?”と一言。
何と、行方不明で探していた一式でした。
探していた物の上に、普段着の着物を乗せて居たのです。
何が入っているか、紙に書き蓋に貼りますが、何故か蓋に記載無し…。
偶然に発見でき、嬉しかったです。
今朝、使い慣れた諸々一式を使って、着物を着ました。
着物以外は、全部昨日見つけた物のみ。違和感が無く心地良かったです。
帯の間に入れる前板も帯も、わたしの身体に馴染んでいました。
やっと、新年を迎えられた気分です。
この様な事が無いように、一階にも所蔵場所を確保しないと…です。
年と共に、物忘れが酷くなってきていますから…。