平野貞夫「小沢新党『脱原発』の真意」より
●この消費増税は元々自民党が公約として掲げていたものだ。
総選挙で自民党政治を批判して、それに代わる政策を提示し、
国民に支持されて政権交代を成し遂げた民主党が、
自らの公約を反故にして自民党の公約を実現させる。
これを議会政治の否定と言わずして何と言うか。
●次の選挙は自民党も勝てないが、民主党はもっと負ける。
政権交代にかける期待が大きかっただけに、国民に与えた失望は計り知れません。
マニフェストのほとんどすべてを捨てて、
自民党政権でもやらなかったような国民無視の政治を進めるのだからメチャクチャです。
週末に地元に帰る民主党議員は、選挙民の怒りをヒシヒシと感じているはずです。
次の選挙で民主党が少数政党に陥落するのは確実。
そうなったら、二度と政権に就くことはできない。
●口先だけで、政権担当能力の無い政党は溶けて消滅する定めである。
旧社会党がそうで有ったように、自己矛盾を内包しながら政権与党になり、
なんら主張政策を実行に移せなかった事が国民の失望を招いたのである。
しかし、現簒奪民主党執行部及び野田政権は、
政権担当能力も無いにも拘らず国民との契約であるマニフェストの実現努力もせず、
契約も交わしていない消費税増税やTPP締結を推し進めようとするなど、
政権担当能力が無く何も出来ずに終わった旧社会党のほうがまだ国民の生活を
考えていた政党であったと思えるほどである。
現野田政権は、国民の生活を破壊するような政策を
実行に移そうとしているとしか思えないのである。
そのような政党は、雲散霧消するしか残された道は無いのである。
遠からずその道は近づきつつある事は確かである。