■なぜ今回の参議院選挙で安倍自民党は前回2013年7月の参議院選挙よりも165万票も票が増えたのか?
これほどの悪政、悪行を繰り返してきた安倍自民党が、比例区得票数で前回よりも165万票も多かった原因は、下の四つだろう!
一つは、安倍自公政権がマスコミを完全に支配下におき、最大の争点だったが憲法改正問題を封じ込めて安倍自公政権のこれまでの悪政、悪行への批判を封じ込めたこと。
二つ目は、アベノミックス、G7サミット、オバマの広島訪問などを派手に選出し、安倍政権の手柄として大手マスコミにうその宣伝をしさせ効果をあげたこと。
三つ目は、投票年齢が20歳から18歳に引き下げられて今回初めて投票した有権者240万人の中で、自民党に投票した若者が多かったため。
四つ目は、ムサシとグローリーを使って開票作業の不正操作で自民党支持票を水増ししたため。
今回の安倍自公+αの改憲勢力が参議院の2/3以上の議席を獲得した最大の原因は、以上の4つが複合的に実行されたからだろう。
そして、一人区で野党統一候補擁立に成功した野党が、2-3人区の統一候補擁立が民進党岡田代表の反対でできなかったことで安倍自公+αの改憲勢力に参議院の2/3以上の議席獲得を許してしまったのだ。
2012年12月の総選挙で安倍晋三自公ファシスト政権の登場を許した当時の野田民主党首相と全く同じく、今回の参議院選挙でも野党第一党の民進党岡田代表が、安倍自公+αの改憲勢力に参議院の2/3以上の議席を与え、衆参で憲法改正の発議から憲法改正国民投票の実施、そして憲法改正の決定によって、現憲法を戦前の大日本帝国憲法に差し替える道を用意したのだ!
今後、戦争と弾圧と貧困のファシストの本性を露骨に現す安倍自公+αの改憲勢力と真っ向から対決して彼らを打倒・粉砕できるのは、今まで政治の中心勢力に登場して来なかった、我々市民革命勢力しかいないということだ!
【参考資料1】
▲参議院比例区得票数
自民党 民進党 公明党 共産党 社民党
維新
2016年 20,114,809 11,750,983 7,572,960 6,016,195
1,536,239 5,153,584
2013年 18,460,404 7,134,215 7,568,080 5,154,055
1,255,235 6,355,299
2010年 14,071,671 18,450,139 7,639,432 3,563,556
2,242,735 7,943,649