格差階級社会をなくそう

平和な人権が尊重される社会を目指し、マスゴミに替わって不正、腐敗した社会を追求したい。

【大手マスコミが報道しない真実】 ①改憲反対なかにし礼氏

2014-05-26 10:12:36 | 杉並からの情報発信


【大手マスコミが報道しない真実】

①改憲反対なかにし礼氏「安倍首相は岸信介教の熱狂的信徒」(上)

2014年5月3日  日刊ゲンダイ

2月の都知事選の際、雪の中、安倍政権批判を叫んだ直木賞作家のなかにし礼さ
ん(75)は最新作「天皇と日本国憲法」で、憲法改正の動きに真っ向 から反
論を繰り広げている。終戦後、8歳の時に旧満州から家族で命からがら引き揚げ
てきた。戦争の悲惨さを身をもって知っている作家に「安倍とは 何者?」と問
うと、「」と言下に答えた。

――新刊は随分、骨太、ストレートなタイトルですね。

本当に大事なことを、ぼやかさずに言おうと思ってこのタイトルにしました。

――帯には「日本国憲法は世界に誇る芸術作品である」と書かれている。本の冒頭
に出てくる坂口安吾の言葉も強烈ですね。<人に無理強いされた憲法 だと云う
が、拙者は戦争はいたしません、というのはこの一条に限って全く世界一の憲法
さ。戦争はキ印かバカがするものにきまっているのだ>という 文章です。

昭和27年に書かれた「もう軍備はいらない」の一節です。無頼派作家の坂口は
戦争中、文壇中央から距離を置き、ほとんど沈黙していた。戦場に派遣 され
て、積極的に書いていた林芙美子とは対照的ですが、だからこそ、戦後になっ
て、堂々とこういう発言ができたのだと思います。

――改憲論者は現行憲法は米国の押し付けであると叫んでいますが、当時の国民は
坂口の言葉でよくわかるように大歓迎していたわけですね。

 みんな涙を流さんばかりに感激したんですよ。自由を象徴する民主主義が入っ
てきて、婦人参政権が導入され、表現の自由を得た。戦前、戦中の暗黒 時代を
考えれば、夢のようなことばかりで、みんなが新憲法には大賛成。これは歴史の
本にはっきり書いてあります。なぜ、こんな立派な憲法を変える 必要があるの
か? 「米国から押し付けられた」と言うのも違いますよ。「占領軍に強制され
た」という白洲次郎の言葉の一部分が独り歩きしているの です。白洲は「新憲
法のプリンシプル(原則)は実に立派である」と評価している。「戦争放棄の条
項などは圧巻で、押し付けられようが、そうでなか ろうが、いいものはいいと
率直に受けいれるべきだ」とまで言っている。9条を絶賛していたんです。

――本にも出てきますが、白洲は「巣鴨プリズンに入ったような人は最も戦争責任
が重いのだから、気をつけろ」とも言っているんですね。

岸信介のように、追放解除されて平然と再登板する政治家たちの厚顔、無反省に
呆れていたのです。

――その岸信介の孫である安倍首相が「日本を取り戻す」といって、解釈改憲で9
条を骨抜きにしようとしている。

 安倍首相の口からは、父・晋太郎氏の名前が出てくることはほとんどない。祖
父の岸信介のことばかりです。それだけ大きな影響を受けているので しょう
し、実際、やり口が似ていますね。岸首相は戦後、治安維持法の復活である予防
拘禁制度を導入しようとして失敗した。その結果、安保闘争では 何十万人とい
うデモ隊が国会に押し寄せて、「革命前夜」と言われた。暴徒に殺されるかもし
れないという恐怖感を幼い安倍首相も味わったはずです。 その原体験がトラウ
マになっているのか、改革派の芽は周到に摘まなければいけないと必死になって
いるんじゃないか? それで秘密保護法みたいな悪 法を作り、国民を監視、統
制する方向に走っているように見えます。

――集団的自衛権の行使容認を解釈改憲で決めて、民主主義、立憲主義を踏みにじ
ろうとする姿勢は信じられませんが、その目的は何なのでしょうか?  

 改憲論者とは戦争をしたい人たちなんですよ。日本には米軍基地がまだある。
だから、真の独立のために戦争するというのであれば、まだわかる。し かし、
彼らは集団的自衛権を行使して米国と一緒に戦争をするために憲法を変えたいわ
けでしょう? 論理破綻しているし、美しくもなんともない話で す。安倍さん
はただ祖父、岸信介が活躍した戦前の軍国主義の世の中に戻したいのでしょう。
これは極めて個人的な心情で、岸信介を神とする信仰のよ うに見えます。

――国民の方を見ていない?

国民の幸せを忘れてもらっちゃ困る。そもそも国家の主は国民であることを特に
ね。(つづく)

▼なかにし・れい 1938年、中国黒竜江省(旧満州)生まれ。立教大学在学
中からシャンソンの訳詩を手がけ、その後、作詩家として活躍。00 年、「長
崎ぶらぶら節」で直木賞受賞。「赤い月」「戦場のニーナ」他、著書多数。佐藤
しのぶさんが歌う「リメンバー」を作詩、こちらも大きな話題 になっている。

☆(7)今日の【安倍晋三ファシストの嘘と無能】

①安倍首相が欧州歴訪でさらけ出した習近平との「格の違い」

2014年5月7日 日刊ゲンダイ

経済面の成果ゼロ

欧州歴訪中の安倍首相のGWはまだ終わらない。ドイツ、英国、ポルトガル、ス
ペイン、フランスと渡り、6日はパリで開かれた経済協力開発機構
(OECD)閣僚理事会で基調講演。6カ国目のベルギーからの帰国は8日の予
定で、10日間にわたる“長期出張”だが、経済界からは「まったく成 果があ
がっていない」という不満ばかりが聞こえてくる。
安倍はOECD講演で、名指しこそ避けたが、「知的資本がフリーライド(ただ
乗り)されてはならない。環境への負荷を垂れ流すことで価格競争で優 位に立
つことがあってはならない」と中国を牽制。公正なルールに基づく「新たな経済
秩序」への賛同を求めたが、欧州勢が安倍の“中国批判”をスン ナリと受け入れ
るわけがない。

ほぼ1カ月前、中国の習近平国家主席も欧州を公式訪問した。オランダ、フラン
ス、ドイツ、ベルギーを回り、経済面での欧州とのつながりを強調。何 しろ中
国と欧州の貿易総額は日本の約3倍に達しているのだ。オランダとベルギーは国
王が歓迎晩餐会を開き、フランスはベルサイユ宮殿で豪華夕食会 を開催した。

■市内の歓迎ムードも低調

 欧州、中国ともビジネスの実利は十分だった。習は仏オランド大統領との会談
で、「中国がエアバスから航空機を購入」「東風汽車(中国の自動車 メー
カー)とPSA(プジョーシトロエン)との増資合意」など約50件、総額
180億ユーロ(約2兆5500億円)規模の大型契約を締結。ドイツ では約
100億ユーロ(約1兆4200億円)のプロジェクト契約を成立させ、オラン
ダでも食品衛生などに関わる18件の合意を結んだ。
「欧州各国は対ロ関係の悪化で、中国との経済面の結びつきを一段と強める必要
はあったでしょう。それを差し引いても、用意周到な経済外交でした。 一方、
安倍首相はどうか。習主席とほぼ同じ国を訪問することで、領土問題などで理解
を求める意図もあったと思いますが、経済外交は成果ゼロ。役者 の違いは歴然
です」(経済評論家の杉村富生氏)

6日もパリ市内の安倍歓迎ムードは低調で、日仏首脳会談も「防衛装備品協力の
協定締結に向けた交渉入り」などで合意したが、習がまとめ上げたよう な具体
的な内容は見当たらない。

OECDの基調講演で中国批判展開/(C)AP
「アベノミクスの失速を欧州は感じているのです。株価もロシアを除くと、日本
は世界で最も落ち込んでいます」(杉村富生氏)

■経済面の成果ゼロ

 それを覆すための欧州歴訪だと、日本の経済界は安倍に期待した。ところが、
集団的自衛権とか、積極的平和主義など安全保障分野ばかりを強調し、 経済は
そっちのけだ。

「日本には欧州に売り込める技術がたくさんあります。道路や橋梁、下水処理な
どの社会インフラに加え、医療機器や環境分野など日本の技術力は世界 トップ
クラスです。実際、日立は英国の鉄道車両の受注に成功しています」(株式評論
家の倉多慎之助氏)

安倍はパリのルーブル美術館を堪能し、ポルトガルにあるユーラシア大陸の西の
果てロカ岬に行き、ローマ遺跡も訪れた。

「観光気分の外遊には相手国も呆れたのでは。他にやるべきことは山ほどある。
ポルトガルの失業率は15%、スペインは25%を超えています。たと えば日
本の自動車メーカーの工場を両国に造れば、失業率の改善に役立つ。そういう発
想が必要なんです」(倉多慎之助氏)

安倍の欧州歴訪は、習との“格差”をさらけ出しただけだ。








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