今どきの「悪人」
辛淑玉さんの
「そんなもん、とっくにお見通しだい!」
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「在特会(在日特権を許さない市民の会)」とは、その会長である桜井誠の発足あいさつ(2007.1.20)によれば、制度上年金に加入できなかった在日韓国人・朝鮮人の無年金者に対する老後のためのわずかな給付金制度を、「在日特権」として指弾し止めさせるために始まったそうです。もとよりそれは理屈であって、在特会の無茶苦茶な襲撃型街宣行動は、弱者への激しい憎悪をかきたてるイベントでしかありません。
同様の組織に「主権回復をめざす会」というのもあります。代表の西村修平はこのほど、学生時代の毛沢東派としての活動が露わになりましたが、いまは完全な「愛国無罪」路線。アカデミー賞映画「ザ・コーヴ」の上映を阻止しようと、少人数でパフォーマンスを繰り返していますが、かれらもまた似たような憎悪犯罪(ヘイトクライム)集団にすぎません。
この2つの団体は常に協働していたのですが、最近は警察の介入の恐れをめぐって、若干のすれ違いがあるようです。とはいえ同じ穴の貉です。
去年12月からの襲撃型街宣行動の主な対象をピックアップしてみましょう。
●京都初級朝鮮学校襲撃(隣接公園の利用をめぐって)
●慰安婦問題解決「水曜デモ」襲撃暴行事件(毎月)
●カソリック教会抗議街宣
●3.1運動記念講演会襲撃(東京)
●京都朝鮮公民施設襲撃
●徳島県教組書記局襲撃、侵入暴行事件
●無年金者救済制度粉砕を叫んで老人デイケアセンター襲撃未遂
などがありますが、
こうした街宣行動のなかで、クレームをつけた車椅子の障害者に対して、公道上で取り囲み激しい罵声を浴びせるなど、傍若無人なヘイトクライムを行なっています。
最近では、
●護国神社への自衛官無断合祀の救済を求める妻への糾弾行動
●逆差別反対! 女性専用車両を廃止せよ!!
●「私生児といって何で悪い! 正妻の権利を守れ!」
なんてことも
●夫婦別姓反対!
と共に、コブシを振り上げています。
連中のこうした挙動に、私はあきれ返って理解不能の思考停止に粥w)