『名も無く豊かに元気で面白く』

読んだ本、ニュース、新聞、雑誌の論点整理、備忘録として始めました。浅学非才の身ながら、お役に立てれば幸いです。

自民党『310議席~320議席』の大大勝利か?

2014-12-12 07:09:42 | 日記

今回は安倍首相は郷土の英雄「高杉晋作」並みの『奇襲解散』に打って出て選挙自体盛り上がらずも、組織を持っている与党の圧勝です。本来であれば民主党に投票するはずの大手組合がアベノミクスの恩恵で軒並み自主投票に切り替えているようです。年内解散を読んでおらず、来年夏まで選挙がないと思い込んでいたため各陣営は軒並み金欠・準備不足です。野党第一党、第二党、その他野党の一部代表が選挙で接戦を演じたり、自身が選挙に参戦していなかったりでは強固な組織を持った党の相手ではありません。自民・公明の与党が大勝し、野党内では無党派の動きで予想外の展開がある気がします。①消滅する党が出てくる。②野党・無所属大物の落選。③党首責任問題の発生などです。ザックリ筆者の予想は自民党317、公明党35、民主党69、維新29、次世代5、共産党15、生活の党1、社民党1、無所属3です。組合票を抑えきれなかった民主党が伸び悩み、若者を中心とするネットユーザーの比例支持を受け、次世代の党が意外に善戦すると読んでいます。

以下三重大学 児玉克哉教授ブログより抜粋   各紙、自民党300超えの大勝を予想しています。私も300議席を予想しています。しかし、私の全選挙区の予想から出した数字は310~320でした。あまりに大勝すぎるので、修正を加えて300として出したものです。前回の衆議院選挙でも、私の最初に出した数字はほぼ完全に一致していました。この時も自民が対象しすぎるので加減して出したのですが、加減しなかった方が当たっていたのです。可能性として、自民党は単独で衆議院の3分の2にあたる317議席を獲得しうるのです。これは文句なく、安倍政権の大勝利です。これを下回ったとしても、300議席の大台に乗せるなら、まずは大勝利。選挙前の295議席を上回れば、安泰です。さらに言えば、自公合わせて317議席を獲得するとまずは勝利宣言となります。公明党は35議席前後が予想されています。つまり、自民党は282~3議席以上を獲得すると勝利宣言となります。これを下回る可能性は非常に低く、自民党は勝利なのか、大勝利なのか、大大勝利なのかの、いずれかのようです。
 公明党は安定しています。解散前の31議席に上乗せすると勝利といえますが、これはほぼ問題ないようです。35議席を超えるかどうかが、大勝利と言えるポイントになるでしょう。実際に、40議席超えの可能性もあります。
 問題は、民主党。100議席を超えれば、文句なく勝利宣言でしょうが、現状は厳しい戦いです。一つのポイントは80議席の獲得です。解散前の55からは相当な飛躍になります。ただ、みんなの党がなくなり、日本維新の党の不振が予想されている中では、80議席はないと勝利宣言はできないでしょう。多くの予想では、80議席を上回るのは厳しいようです。70~80に収まりそうですが、これだと大きな勝利とは言えないものの、敗北とも言えない状態です。とりあえず安泰ということになりそうです。党の顔問題にも発展するとすれば、70議席を下回る展開でしょう。公示前の予想では民主党の議席を100議席以上にしていたものもありました。それが60議席台となるなら、責任問題に発展しかねません。とはいえ、解散前の55議席以上ではありますから、党内での評価が分かれる可能性が高く、不安定な党運営になりそうです。この微妙な展開が最もありうるものです。
 維新の党は厳しい展開です。解散前の42議席の確保ができれば、安泰ですが、どうもこれをかなり下回りそうです。出されている予想が厳しいので、30議席台ならまあ、現状維持として次の展開に備える、ということになりそうです。問題は30議席を切ったときです。共同代表の橋下氏と江田氏の責任は問われます。しかし、替りがないということも確か。辞任騒動にも発展すると維新の党の存在価値も含めて問われることになります。なんとしても30議席以上の獲得が党の安定には必要です。
 共産党はどこまで議席を伸ばすのかが問われます。ともかく10議席を超えれば勝利宣言でしょうが、一つのポイントしては15議席以上の獲得でしょう。20議席を超える可能性もあります。こうなると大勝利宣言となるでしょう。解散前勢力を大きく上回ります。
 次世代の党は厳しい展開です。解散前の議席数が19ですから、10議席を切ると大敗という感じです。多くの予想は一桁の議席数となっています。参議院の議席数もありますから、党の消滅とはなりませんが、発言力は大きく低下します。次世代の党といいながら、かなり老齢化したイメージがあります。イメージの刷新も求められそうです。
 危機的なのは社民党と生活の党です。社民党は2議席を確保できるかどうかの戦いです。参議院での議席数は3。ですから1議席となると政党要件を失うのです。3議席であれば、勝利、2議席であれば、当面安泰、1議席の場合には消滅の危機となります。生活の党もよく似た状況です。参議院での議席数はわずかに2。ですから3議席以上の獲得が必要です。しかし、これの達成はかなり厳しいようです。3議席以上なら勝利、それ以下なら消滅の危機、ということになります。
 最も注目されるのは、民主党と維新の党。党首の責任問題に発展する議席数となるかどうか。野党再編も視野に入れた新たな展開につながる可能性があります。

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