『名も無く豊かに元気で面白く』

読んだ本、ニュース、新聞、雑誌の論点整理、備忘録として始めました。浅学非才の身ながら、お役に立てれば幸いです。

パキスタンでタリバン学校襲撃死傷者141人

2014-12-17 07:14:17 | 日記

パキスタンでは「私たちは立ち上がり、テロと戦うべきです。そして全ての子供達が安全に教育を受けられるようにすべきです。」とノーベル平和賞を受賞したマララ・ユスフザイさんへの当てつけのように軍関係者の子弟が通う学校を襲撃されました。平和な日本にいると考えられませんが、通学する学校で生徒132人を含む141人が殺害され、パキスタン軍が犯行グループ全員を殺害しました。タリバンはパキスタン国内でタリバン報復を恐れ反イスラム的な西洋思想を持ったマララさんに対する賞賛をためらう動きを巧みに利用です。平和を願ったノーベル平和賞が新たな生徒殺戮を生む皮肉な結果です。もちろんマララさん個人は何も関わりがありませんが、タリバン側から見ればマララさんは自分たちと戦うために『欧米側によって作り上げられた自由と正義の象徴』なのかもしれません。このよう罪の無い子供を襲うテロ行為は絶対に認められません。ただ、タリバンにしろイスラム国にしろ欧米価値観に対する反発が根底にあり中途半端な軍事作戦は新たな悲劇を生みます。根深い負の連鎖に対し、欧米諸国はテロと戦うより回避して、自国民が自爆テロに巻き込まれないよう内向きになるはずです。

以下コピー  襲撃を受けたのはパキスタン軍が運営する学校で、現地時間の16日午前、犯行グループが銃乱射や自爆などを行い、生徒132人を含む141人が死亡、121人がけがをしました。襲撃当時、学校には生徒や教師ら合わせて数百人がいました。

 犯行グループは人質を取って学校に立てこもっていましたが、パキスタン軍は現地16日の夕方、「実行犯の7人全員を殺害し鎮圧作戦を終了した」と発表しました。

 今回の襲撃について、イスラム過激派組織「パキスタン・タリバン運動」は犯行を認めた上で、「パキスタン軍が行っているタリバン掃討作戦に対する報復だ」「軍が我々の家族を標的にしているから、我々は軍の学校を標的にした」としています。

 こうした中、自身も「パキスタンのタリバン運動」に銃撃された今年のノーベル平和賞受賞者のマララ・ユスフザイさんはコメントを発表し、襲撃について「残虐で臆病な行為」と非難した上で、「私たちは決して負けません」と暴力に屈しない姿勢を強調しました。

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