今日のテーマ『それは誰からの情報か?』 突然ですが、問題です。 ある無作為に選ばれた、この女性の職業を当てて下さい。 A・Bのいずれでしょうか? A 販売員 B 図書館司書 え?分からない?そうですね。 それではヒントです。 「彼女は子供のころからお家には大きな書棚がある家庭で育ち、性格もおとなしく内向的な方です。 人と話しをするより、ひとりで本を読む時間が何より大好きだという彼女です。」 さぁ、おわかりですか? 「そんなの決まってる!Bだろ!」 そうBと答える方が多いのではないでしょうか? もちろんAと答える方もいらっしゃいますが、多くの方はBとお答えでしょう。 では次のヒントでも同じ様にBとお答えですか? 「次の数字は全国の労働調査による職種別の割合の人数です。 A 販売員 10,000人 B 図書館司書 70人 データの意味:販売員1万人に対して図書館司書は70人しかいません。ということを示しています。」これがヒントだとしたら? このヒントであれば、“可能性としては”A販売員を選らんでおけば当たる確率が多い、 こう判断してAと答える方が多いのではないでしょうか? もうお気づきだと思いますが、ここで大事なのは『ヒント』です。 つまり『ヒント』=『情報』です。 人は『情報』により行動します。 但し、その『情報』がどれくらい正確なもので、誰の立場に立つ情報なのか、 またそもそもそれは誰からからの『情報』なのかに寄って、判断が180度違う事もあります。 つまりは事実(に見えること)は誰が発信した情報なのか? これをしっかり見極めて物事を判断しなければ大きな選択ミスをする可能性があります。 あなたにとって的確な情報を教えてくれる人は誰ですか? そんな人を相談相手に持てればいいですね。 (福田恒久)