『美しい接客』

2008年09月29日 | Weblog
『その時、会社が動いた』は「良い会社・悪い会社36の決断」から成り立つ本。
今回は「良い会社」の話で読まれた方は必ず「自分も頑張ろう!」と思える話。

本当はこの章の文章は全部ブログでアップしたいところ。
で、今日はその一部をご紹介。


接客の評判の高いある携帯電話の販売会社。
社員に「接客は楽しいか?」と尋ねたところ、入社1年目の社員はクレームの応対ですら楽しいと。
”お客様のニーズと自分が提供したサービスとの間に生じたギャップを感じ取り、どうすればそれが解消できるか、自分の頭で考えようとするのだ”
その結果、もしミスを犯したとしても、誰かがフォローしてくれるという安心感、つまり絶対的な信頼関係とチームワークが築き上げられている。

そのスタッフの中でも「美しい」との表現に値する接客をする女性がいる。
彼女の接客は年齢性別に関係なく全ての人から笑顔と満足を引き出す力を持つ!
では何を考え、どのように行動すればそれが可能になるのか?

ぜひこの続きを知りたい!と思った方は本書212ページを!

この様に数々の経営者の悩み・疑問・相談が36の事例として掲載されている
この『その時、会社が動いた』。
ビジネス書の中でも必読の1冊!

大手書店・Amazon.comなどで好評発売中!

(Tsune)

意思の疎通

2008年09月22日 | Weblog
今日は、ある芸能プロダクションのお話。

「会社を設立したい」と大手芸能プロダクションの社員だった
若者が相談に来た。
勉強熱心で真面目な彼は、派手でアバウトな芸能界だから
こそ、普通の会社の手法を経営に持ち込めば必ず成功すると
信念を持っている。
「普通の会社の手法」その①自計化
 本当に儲かっているのか、リアルタイムに判断したいとの
 想いからでる。
「普通の会社の手法」その②所属芸能人とのミーティング
 試算表も公開し、社長の経営理念の訓示も行い、キチンと
 対話をする。
その結果、いいものを作ろうとみんながイキイキしだしたのだ。
この社長は、時間をかけて、きちんと従業員(所属芸能)と
向き合い、コミュニケーションをとることで、いいチームワークが
できたようである。
印象深い社長の一言。
「我が強く、自分の感性を信じて生きてきたアーティストを束ねる
には、同じ土俵で勝負はできません。マネージメントとか数値管理
とか、そういう部分で自分はみんなを守っているんだよ、そして
安心して芸能活動をしてもらいたいんだよ、と。この部分を
徹底的にわかってもらうため、ミーティングを行ったんです」

社長の想い。言葉にして、文字にして、しっかりと相手に伝えて
理解されれば強い組織ができるのだと改めて思った。

詳しくは本の中で

家族経営の難しさ

2008年09月16日 | Weblog
その時会社が動いた」から今日は和菓子製造・小売業のA社のお話。

大手スーパーへの卸がメインで、度重なる単価の値下げ要求に業績も
ジリ貧になっていったA社。
「倒産」の二文字が頭をかすめる頃になって、それまでは意見の
衝突が多かった家族が、危機感を共有し、家族一丸となって経営革新
に取り組み、製造部門へ進出することにより見事に業績を復活させる。

ベクトルの方向がバラバラだった家族が、危機感を共有することに
より一気にパワー全開!同族会社ならではの強みを発揮できたのだ。

しかし・・・
経営の危機を脱出した後にはとんでもないことが!
それは・・・
(詳しくは本をご覧下さい
家族経営は、それが強みにも弱みにもなるものである。
経営には、強固なリーダーシップと適正なマネジメントが必要で、
「家族」であることに甘えてはならないのだ。

mayu

『鬼になりきれない社長』

2008年09月16日 | Weblog
今日はタイトルの通り『鬼になりきれない社長』の話

最初にこの食品卸売業の社長にお会いした時の印象は、周りの人のことをよく聞き、真面目で人のよい方だった。
人がよいというのは人を信じやすい性格でもある。それを利用する人たちに得意先を紹介されるたびに高いマージンを支払わされ、仕入れ業者に対しては納品されずといったことが繰り返される始末。
社員が利益度外視のわがままな営業を行っても注意することができず、業績は悪くなる傾向にあった。
ここで必要だったことは…
『社長が鬼になること』と顧問としてのアドバイスを差し上げた。
そして何に対して具体的に鬼になるべきかも。

さて、今日はここまで。
その後の社長はどう変わったのか?
またそれによって変わった会社の運命とは?
続きは本の中で…!

(Tsune)


『経験と人柄・・・』

2008年09月08日 | Weblog
今日はタイトルの様に経験もあり人柄も良い飲食業社長のお話。

美味しいフランス料理を手ごろな価格で提供し、オープン以来10年間、売上が前年比5%UPを続けていたお店。
ライバル店の出店や土地の収用にかかりお店の駐車場が減るなど幾多の要因により売上が前年比10%ダウンという状態になった。
そこで社長は考え、店舗大改装、高級路線を決意。
社長の事業計画に根拠を見出せない税理士が「社長、この業績予測の根拠は何かあるのですか?」。
社長は「オレの15年の経験からだよ」と。
多少ルーズなところがあっても人柄がよく慕ってくれるスタッフもいたがコミュニケーションが不足している部分もあった。
さて、今日はここまで。このお店、業績はアップしたのかダウンしたのか。何が必要でどう改革すればいいのか。お店の行方はいかに?
続きは本の中で…。

(Tsune)

素直と実行力が秘訣!?

2008年09月01日 | Weblog
ここ最近はずいぶん涼しく感じることが多くなりましたが
みなさん体調崩されていませんか?

さて今日のお話は法人化を希望される解体業のY社。

ある時Y社の社長が「法人なりしたいんです!」と相談にこられた。
きちんとけじめをつけ再起を賭けるにも法人にしたいと。

Y社はスタッフの意識改革が必須である問題も抱えられていた会社。
そこで法人成りと同時にいくつかアドバイスを差し上げた。

そのころからか、業績がグングンUP!
「社長、売上は前期比150%を超え増収です!最終利益も1500万ですね!
よく頑張りましたね!何か秘訣があるんですか?」と社長に尋ねると
「いいえ、特に何も。ただ…」
「ただ何でしょう?」
「ただ、先生の言うことを信じて従ってるだけですね」と。

この言葉を機にこの社長の秘密がわかる。

どんな秘密かは実際本を読んでいただくとして、私たちも「素直がいいこと」とわかっていても
”素直に”受け取れないこともしばしば。

素直になるのは誰のため?
何のため?
素直になるのは全て自分のため。
人のために素直になろうとして、それが難しければ
まずは自分のために素直になってみよう。
こう考えることで少しは”素直”になれるかな。

(Tsune)