皆さんこんにちは。すっかり春の陽気につつまれ過ごしやすい季節になってきた今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。季節の変わり目は特に体調を崩しやすいので体調管理には気を付けて過ごしましょう。さて、いよいよ明日から消費税率が8%に変更となります。本日は「こんな時消費税はどうなる?」についてQ&A形式で見ていきましょう。
Q.1
3月中に仕入れた商品を4月に販売する場合、消費税はどうなる?
答え:仕入については5%、販売については8%
商品やサービスの引き渡し日が何月なのかによって変わります。
Q.2
3月中に販売したものが、4月に入って返品された場合消費税は何%で返金?
答え:5%
お支払いいただいた分をお返しします。
Q.3
コース料理の予約を3月中に受け付け、実際の来店は4月になる場合の消費税は?
答え:8%
実際のサービス(役務)の提供は4月なので、8%いただくことになります。
トラブルにならないよう予約時にお客様に説明しておきましょう。
Q.4
スーパー等の値札変更は?
1.小売り業者は、あくまでも税込表示が原則
消費税法により、不特定の者に販売する者は、税込表示が原則です。
2.H25年10.1~H29.3.31の間は、誤認防止表示をすれば税抜き表示が認め
られる。
しかし、値札変更の事務が煩雑であることや、消費税アップ分を
転嫁しやすくするため、税抜き表示が例外として可能になりました。
条件は、「消費者が商品を選択し支払うまでの間に、税抜きか税込みか
はっきり示されている」こと、つまり誤認防止措置が為されていることです。
Q.5
24時間営業のコンビニなどの店舗は何時に消費税率を変えればいい?
答え:基本的には0時に変更
・ファミリーマートやローソン等
最初の商品をレジに通したのが23時59分であれば5%を適用
・イオン
23時半頃にいったん閉めて、販促物や値札の入れ替え、レジシステムの
変更などの作業を実施する。その上で深夜1時頃に営業を再開する予定
・鉄道運賃
3月31日夜の終電までは、0時を過ぎても4月1日になったとしても5%
・宿泊代金
3月31日にホテルにチェックインし、4月1日にチェックアウトした場合、
宿泊代金に適用される税率は5%
Q5については店舗によって様々のようです。また、皆様がコンビニのレジで24時を迎えないことを心からお祈り致します。最後に、消費税率はさらに2015年10月には10%へと引き上げられます。17年前の3%→5%変更時は、増税に先行して3年間、所得税・住民税が減税されたため、短期に見た家計への負担はプラスマイナスゼロでした。
しかし、今回は家計への大きな負担軽減措置が見られないどころか、すでに始まっている「復興増税」や「年少扶養控除」の廃止なども重なっています。さらに今後は、4月に「年金」支給額の引き下げ、6月には「住民税」均等割の引き上げ、2016年 からは「給与所得控除」の段階的引き下げ、毎年の「厚生年金保険料」の引き上げ…と、頭の痛い制度改正が続きます。今後国会で新たな家計への負担軽減措置とられることを期待したいものです。
監査部2課 梅北聖人
Q.1
3月中に仕入れた商品を4月に販売する場合、消費税はどうなる?
答え:仕入については5%、販売については8%
商品やサービスの引き渡し日が何月なのかによって変わります。
Q.2
3月中に販売したものが、4月に入って返品された場合消費税は何%で返金?
答え:5%
お支払いいただいた分をお返しします。
Q.3
コース料理の予約を3月中に受け付け、実際の来店は4月になる場合の消費税は?
答え:8%
実際のサービス(役務)の提供は4月なので、8%いただくことになります。
トラブルにならないよう予約時にお客様に説明しておきましょう。
Q.4
スーパー等の値札変更は?
1.小売り業者は、あくまでも税込表示が原則
消費税法により、不特定の者に販売する者は、税込表示が原則です。
2.H25年10.1~H29.3.31の間は、誤認防止表示をすれば税抜き表示が認め
られる。
しかし、値札変更の事務が煩雑であることや、消費税アップ分を
転嫁しやすくするため、税抜き表示が例外として可能になりました。
条件は、「消費者が商品を選択し支払うまでの間に、税抜きか税込みか
はっきり示されている」こと、つまり誤認防止措置が為されていることです。
Q.5
24時間営業のコンビニなどの店舗は何時に消費税率を変えればいい?
答え:基本的には0時に変更
・ファミリーマートやローソン等
最初の商品をレジに通したのが23時59分であれば5%を適用
・イオン
23時半頃にいったん閉めて、販促物や値札の入れ替え、レジシステムの
変更などの作業を実施する。その上で深夜1時頃に営業を再開する予定
・鉄道運賃
3月31日夜の終電までは、0時を過ぎても4月1日になったとしても5%
・宿泊代金
3月31日にホテルにチェックインし、4月1日にチェックアウトした場合、
宿泊代金に適用される税率は5%
Q5については店舗によって様々のようです。また、皆様がコンビニのレジで24時を迎えないことを心からお祈り致します。最後に、消費税率はさらに2015年10月には10%へと引き上げられます。17年前の3%→5%変更時は、増税に先行して3年間、所得税・住民税が減税されたため、短期に見た家計への負担はプラスマイナスゼロでした。
しかし、今回は家計への大きな負担軽減措置が見られないどころか、すでに始まっている「復興増税」や「年少扶養控除」の廃止なども重なっています。さらに今後は、4月に「年金」支給額の引き下げ、6月には「住民税」均等割の引き上げ、2016年 からは「給与所得控除」の段階的引き下げ、毎年の「厚生年金保険料」の引き上げ…と、頭の痛い制度改正が続きます。今後国会で新たな家計への負担軽減措置とられることを期待したいものです。
監査部2課 梅北聖人