・失敗する可能性があるなら、失敗する。
・落としたトーストがバターを塗った面を下にして着地する確率は、カーペットの値段に比例する。
みなさんは「マーフィーの法則」というのをご存知だろうか?マーフィーの法則といえば「成功法則」の人ですね、という返事が聞こえてきそうだが今日はその人のことではない。
マーフィーの法則といった時にはこの成功法則に代表される自己啓発系のジョセフ・マーフィーさんと、私が最初に例示した「If anything can go wrong,it will」等に代表されるエドワード・マーフィーさんの二人が有名なのだが、今日はエドワード・マーフィーさんについて。
「失敗する可能性があるなら、失敗する」というのは、私たち税理士事務所の仕事のすべてに通じる重要な言葉であり、また、お客様の危機管理体制を見直す時にもこの言葉を念頭に置いて行動しなければならないほど大切な考えだ。不安を不安なままに放置しているポイントは必ず破綻する。「○△□をしないように」と書いてある場所では必ず○△□をする者がでてくる。○△□をさせない仕組みを組み上げることが重要なのだ。ヒヤリハットの報告に対して「このようなヒヤリハットが起きました。注意書きを貼っていますので気を付けましょう」では改善になっていない。ヒヤリハットが起きる原因を根元から解消しなければ駄目だということを教えてくれている。
マーフィーの法則を具体的なポイントに応用した話を紹介したが、実はマーフィーの法則のほとんどはこのような教訓じみた内容を紹介したものではなく、「落としたトーストがバターを塗った面を下にして着地する確率は、カーペットの値段に比例する」といったユーモアのある経験則を紹介したものである。特にこの「落としたトーストが~」は有名で、多くの学生たちが実際に実証を重ねて発表したりと大きな反響を生んだ。古典的な確率論では1/2であるかに思える確率が、カーペットの値段が上がれば上がるほど落下したトーストはバターを塗った面を下にして着地するというのだから、それはもうとんでもなく高いカーペットの上でトーストを落とすとほぼ間違いなくバターが下になるのだろう。
では、猫の背中にトーストをくくりつけ、トーストにバターを塗り、あまりにも高いカーペットの上に猫を落下させるとどうなるか。猫はかならず足から着地しようとするが、トーストは必ずバターを塗った面を下に着地しようとする。このあたりになると非常に高度な数学的説明が必要になるので詳しくは下の「猫・トースト装置」を読んでいただくとして私からの今日の経営雑学はお終いとさせていただく。
「猫・トースト装置」
http://ja.uncyclopedia.info/wiki/%E7%8C%AB-%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88%E8%A3%85%E7%BD%AE
監査部一課
原浩恭
・落としたトーストがバターを塗った面を下にして着地する確率は、カーペットの値段に比例する。
みなさんは「マーフィーの法則」というのをご存知だろうか?マーフィーの法則といえば「成功法則」の人ですね、という返事が聞こえてきそうだが今日はその人のことではない。
マーフィーの法則といった時にはこの成功法則に代表される自己啓発系のジョセフ・マーフィーさんと、私が最初に例示した「If anything can go wrong,it will」等に代表されるエドワード・マーフィーさんの二人が有名なのだが、今日はエドワード・マーフィーさんについて。
「失敗する可能性があるなら、失敗する」というのは、私たち税理士事務所の仕事のすべてに通じる重要な言葉であり、また、お客様の危機管理体制を見直す時にもこの言葉を念頭に置いて行動しなければならないほど大切な考えだ。不安を不安なままに放置しているポイントは必ず破綻する。「○△□をしないように」と書いてある場所では必ず○△□をする者がでてくる。○△□をさせない仕組みを組み上げることが重要なのだ。ヒヤリハットの報告に対して「このようなヒヤリハットが起きました。注意書きを貼っていますので気を付けましょう」では改善になっていない。ヒヤリハットが起きる原因を根元から解消しなければ駄目だということを教えてくれている。
マーフィーの法則を具体的なポイントに応用した話を紹介したが、実はマーフィーの法則のほとんどはこのような教訓じみた内容を紹介したものではなく、「落としたトーストがバターを塗った面を下にして着地する確率は、カーペットの値段に比例する」といったユーモアのある経験則を紹介したものである。特にこの「落としたトーストが~」は有名で、多くの学生たちが実際に実証を重ねて発表したりと大きな反響を生んだ。古典的な確率論では1/2であるかに思える確率が、カーペットの値段が上がれば上がるほど落下したトーストはバターを塗った面を下にして着地するというのだから、それはもうとんでもなく高いカーペットの上でトーストを落とすとほぼ間違いなくバターが下になるのだろう。
では、猫の背中にトーストをくくりつけ、トーストにバターを塗り、あまりにも高いカーペットの上に猫を落下させるとどうなるか。猫はかならず足から着地しようとするが、トーストは必ずバターを塗った面を下に着地しようとする。このあたりになると非常に高度な数学的説明が必要になるので詳しくは下の「猫・トースト装置」を読んでいただくとして私からの今日の経営雑学はお終いとさせていただく。
「猫・トースト装置」
http://ja.uncyclopedia.info/wiki/%E7%8C%AB-%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88%E8%A3%85%E7%BD%AE
監査部一課
原浩恭