青色申告

2010年07月25日 | Weblog
梅雨も明けまして、きびしい暑さが続く毎日ですが、皆様お元気にお過ごしでしょうか?


先日、友人からこのような質問を受けました。

「青色申告って、言葉は何度も聞いたことがあるけど、確定申告をすることが青色申告なの?」

確かに私も、今では当然のように青色申告による確定申告をさせていただいておりますが、会計・税務の道を志すまでは、この友人と同じような疑問を持っておりまして、友人に説明をしながら、当時のことを思い出していた次第です。


そこで今日は、このようなエピソードもあり、「青色申告」について少しお話をさせていただきたいと思います。


青色申告とは、一定の帳簿書類を備え付けて、それに基づいて計算された正確な税額を申告することであります。

要するに、売上・仕入など日々の取引を正確に記録(一般的には複式簿記)し帳簿書類を作成して、正確な税額を計算し申告することになります。


では、青色申告をすれば何か良いことがあるの?という疑問が出てくるかと思いますが、当然、青色申告には各種の特典がございます。


まず、所得税においては、①青色申告特別控除(65万円又は10万円) ②専従者給与の必要経費算入 ③純損失の繰越控除 etc

一方、法人税においては、①青色欠損金の繰越控除・繰戻し還付 ②各種税額控除 etc がございます。


このように、青色申告には各種の特典がある一方で、青色申告及びその特典を受けるための手続き、帳簿書類等を一定期間保存しなければならないなどの要件がございます。


我々会計事務所職員も、顧問先様が青色申告を受けられるにあたって、まず最初の手続きを正確に行い、それから、帳簿の記帳の仕方などのご助言をさせていただいております。


これから青色申告をお考えの方は、適用を受けるにあたって、いろいろと規定がございますので、事前に専門家へご相談をされるのがよいかと思います。


YK

暑中お見舞い申し上げます。

2010年07月20日 | Weblog
山笠が終わり、鬱陶しい梅雨が明け暑い々々夏がやって参りました。

今回、「お布施」についてお話をしたいと思います。
8月には月遅れのお盆が参りますが、お経をあげてもらいその際お坊さんにお礼として渡すのがお布施です。
その時一体いくらが妥当なのか悩まれた事があると思います。

ある流通大手の会社がお布施の目安を宗派ごと、戒名の種類ごとを一覧表にして打ち出しをしました。
これについては賛否両論出ておりますが、私としては有難いものが出てきたなと考えております。

実は、私事ですが今年身内で初めての葬式を出すことになったのですが、葬儀の段取り、費用について熟知しているものはおらず葬儀社にすべて任せることにしました。
式自体は無事に終わり、費用も明瞭会計で納得いく金額でした。
そこで問題になったのが「お布施」「戒名料」でした。
葬式費用とは別のもので価格表もありません、気持ちとは言うものの非常識な金額は失礼でしょうし・・・・
結局葬儀社に聞いて、ごく一般的な金額をお礼とした渡しました。

昔ほどお寺とのかかわりが無くなり、檀家とお寺との関係も希薄になりつつある現代では
このような状況も無理はないのでしょうか。
杓子定規に決めてしまうのも味気ないですが、気持ちを形にするのは難しいと思います。
      
                          小太朗の父

株の話②

2010年07月09日 | Weblog
春にブログをアップした時に比べると、汗ばむ陽気となってまいりました。
みなさま、いかがお過ごしでいらっしゃいますでしょうか。

前回(4月)に株式のお話をさせていただきましたが、少し専門的なお話をご紹介させていただいたので、あまり興味を持てなかったと思います。

前回お伝えしたかったミソは、景気動向だけで株価は動かないということでした。


今回は、その挽回といいましょうか。少しわかりやすいお話にしていこうと思います。
今日は、株式投資を検討する際の見るポイントをご紹介しようかと思います。

今回は、「出来高」ということについて、ご紹介したいと思います。

「出来高」とは、入門書を見た方には、退屈になられるかもしれませんが、所謂、1日で売注文と買注文が成立した株数のことです。

この「出来高」が、「買い・売り」のタイミングの判断の参考になりやすいケースがあります。

 出来高の基礎は、売り注文と買い注文が成立した数ということは、冒頭でご紹介した通りです。
 実は、出来高が多い時というのは、以外と節目になりやすいのです。
株が上がるにしろ、下がるにしろ、お互いの注文値段がピッタリ合わないと、株価は決まりません。

 つまり値下がりしている時に出来高ができているということは、その値段なら買いたいという人がいるシグナルなのです。ということは・・・、その株式の底値にあるという判断と考えることができます。
 逆に、値上がり時には、その値段なら売りたいという人がいるというシグナルになります。ということは・・・・、その株式が高値にあると考えることができます。

インターネット経由の口座を開いてい方なら、簡単に見ることができますし、証券会社の店頭で簡単に調べることができます。

必ずしも、確定的ではありませんが、投資の判断の参考にされては、いかがでしょうか。

毎度のことですが、くれぐれもお金を増やすことは大事ですが、体の健康があってのことですので、くれぐれも健康に過ごされることを願っております。

健坊
 
 





ご存じですか?

2010年07月05日 | Weblog
今月7月という時期は労務の仕事が立て込む時でもあります。
『労働保険年度更新』『社会保険算定基礎届』の手続きはお済ですか?

この処理をしていて数多くの事例に会います。
たとえば、「取得忘れ」。
入社した方の雇用保険手続や社会保険手続をうっかり忘れてしまってた等です。
社会保険は健康保険証の発行手続きが伴うので忘れにくいものですが、
意外と雇用保険を漏らしてる企業をよくみます。

手続きは遡って出来る期間が法律によって決まっているうえに、
時間が経ち過ぎていると、通常より提出物が多くなるなど明らかに“手間”が増える
だけで何もいいことはありません

お忘れにならないように。

ご参考までに雇用保険加入の要件は下記の通りです。
①1週の所定の労働時間が20時間以上であること
②31日以上の雇用見込みがあること

要件は平成22年4月から変わっていますが、この法律は時限的なものでまた変わるかもしれません。
時限である理由は、ご存じの通り『雇用』へのセーフティーネットの一環です。

もうひとつ多いのが『社会保険の算定基礎届』についてです。
基礎届自体ではく、“月額変更漏れ”という場面に幾度となく遭遇します

これは場合によっては本人へも負担が大きかったりしますので、十分気をつけられてください。
ヒントは「昇給や手当」をしたら『月変では?』と疑ってみることです。