福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

還暦求聞持成満の記 その111

2010-02-03 | 講員の活動等ご紹介
9月26日、2時~4時明星禮。東空が曇っていて明星は拝せませんでした。しかし快晴で空一杯の星を拝めました。岩の上の観想も深まりました。メモに「非常に有難し」とあります。
84座は行の終わったときのことが頭に浮かんで散々なものになりました。お札を書かなければとか、片付けが間に合うだろうかとかまったくとんでもないことに気持ちがそれました。こうして雑念の湧く行を多く経験してみると凡夫にとってはいい行ができたときは全く僥倖としかいいようがないくらい有難いことなのだと思いました。多くの行者の体験記に「仏様の方から行をさせていただいている」と書いているのもむべなるかなという気がします。凡夫は自分の力で行を深める事はできないのです。
85座。気がつくとあと15座しかありません。こんな浅い行のまま終わってはいけないとあせります。とにかく境地を深めなければと思い仏様におねがいし必至に修します。観想も「次第」をはなれて何度も修しました。するとおわりのほうで起きているのか眠っているのか分からない不思議な感覚になりました。意識はあるのですが現実感がないのです。気持ちは相当深くなった気がしますがこれがどういう状態なのかじぶんでは検証できませんでした。いずれにせよ意識の深層まで爽快だったことはたしかです。
行の後、成満札を何枚か書き上げました。気になっていた札書きです。意外とうまくいき安心しました。同時に成満に向けた喜びがはやくもじわじわとこみ上げてきました。
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