福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

還暦求聞持成満の記 その113

2010-02-05 | 講員の活動等ご紹介
9月28日、27日の夜亡父とどこかの寺参りをしている夢をみました。起きると8月の行開始以来始めての本格的雨です。1時半に出堂しましたが強雨で一寸先も見えません。しかし不思議に気分は雨をむしろ歓迎しています。岩の上で雨に打たれながら瞑想しました。当時のメモには「瞑想よし」と書かれています。
88座はお堂が流されるかと思うほど強い雨音のおかげで睡魔に襲われなくてすみました。今回は全く何もイメージせず座りました。正に無念無想です。下界にいるときは無念無想という状態にはなったことがありませんがここではすっとなれます。
下座後外廊下がはじめて水浸しになっており驚きました。通夜堂にはじめからかけている「すべての生きとし生けるものが幸せでありますように」という半切を改めてみました。そして行開始頃の潤いのある心を取り戻した感じになりました。いままでは行の厳しさに耐えるのがせいっぱいでこころの潤いを失っていたことに気がつきました。

89座、まだ雨脚が強くお堂を打ち大きな音がします。

「求聞持の堂は な破りそ 秋時雨」

そのうえ終わり頃には狢が天井裏をはいまわって行は深まりませんでした。
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