福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

今日は初不動です

2024-01-28 | 諸経

今日は初不動です。

 

不動明王は御大師様が唐から請来されたのが最初です。また高野山の波切不動は大師の帰朝時に荒れ狂う波を切って鎮めた霊験あらたかな不動と言われています。密教寺院ではどこでも不動護摩を焚きます。密教に欠かせない仏さまです。

平年であれば関東三大不動といわれる成田山、高幡不動、大山不動等では法要が行われます。

この他、目黒不動・深川不動・川崎大師の不動堂なども有名です。福聚講でも以前、関東三十六不動をお詣りしたことがあります。

 

https://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=&cad=rja&uact=8&ved=2ahUKEwiGvJWA0I3uAhUqGaYKHdcZCAYQFjAAegQIARAC&url=https%3A%2F%2Fblog.goo.ne.jp%2Ffukujukai%2Fe%2Ff7bed0d4f3f3c49e0a8b3223c4303514%2F%3Fimg%3Dc7e44040849661714bb89ace31908eed&usg=AOvVaw1-7FxGuog3XliQHbYhMbzD

 

関西でも最近近畿三十六不動霊場が開創されているようです。

https://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=&cad=rja&uact=8&ved=2ahUKEwiFi5an0I3uAhXJy4sBHYIGCJoQFjAIegQICRAC&url=http%3A%2F%2Fwww12.plala.or.jp%2FHOUJI%2Fmokuji%2Fnewpage18.htm&usg=AOvVaw17uwvACLviDKGomnxC3oSy

 

 

お不動様の霊験も有難いものです。昔から不動信仰は盛んでした。

梁塵秘抄では「四句神歌」に「不動明王恐ろしや 怒れる姿に剣を持ち 索を下げ 後ろに火炎燃え上るとかやな 前には悪魔寄せじとて 降魔の相」とあります。

 

不動明王利益和讃です。

 

「不動明王利益和讃

南無や大聖不動尊 諸尊の誓願多き中

ことにこの大明王は 三世の契約為しめて

過去と現在未来まで 衆生を導きおはします

そもそも母の胎内に 五体の具足し給うも

大慈大悲と憐れみて 精心あたえ給うもの

この明王の御本誓  かかる證據はお経にも

この大明王所居なし 衆生の心に住むとかや

三世の諸仏も悉く  四十二地の諸菩薩も

不動の威力によらざれば 正覚とれずとのたまいし

斯かればこの尊礼拝し  一度神呪を唱うれば

余尊にきかぬ御誓い  生々世々に護念して

五逆の罪も消滅し  福寿円満如意成就

盗難火難はなおさらに  諸難即滅守らしむ

真言功徳の広大は  一字に千理の徳含

中にも不動のカンマン字 因果本来不二の門

頓生菩提の至極にて  一切平等利益せん

人の臨終に及んでは  断末魔の苦患とて

耳も聞こえず目も見えず 舌根すぐれて物言えず

かかる悩みをのがるるに この尊拝する外はなし

 

不動明王御本地は  大日如来・阿弥陀仏

今、日の本の富士・浅間  金毘羅・秋葉の御社とも

怒僕の相を現して  行者に仕え給うこと

影の形の如くにて  非業の者は蘇生(よみがえ)し

長寿延命守りつつ  定業盡きしものはたた

浄土に導き給うなり  九品の中で修行者の

好む蓮華に居給(すえたま)い  十地の願行成就せん

あな尊やな信ずべし  げにやこの尊拝すれば

無上菩提に疾(とく)いたる  不動明王と聞さへも

惑いを断ちて善を修す  そのほか霊尊あらたなる

 

諸国の霊場奥の院  不動の御本地多かりき

衆生の意に随いて  大黒天と現れて

荼枳尼(たきに)の障化を止め給う  女人の安産守りつつ

火頭烏素慧魔明王(かずうすさまみょうおう)、も 苦厄病難あるときは

さらに行者を護念せん 三十六童子倶利伽龍(くりかりゅう)

四大八大諸眷属(注)  各々不動の御垂迹

大日弥陀の化現なり  頼もしきかなこの尊の

ましてやこの説聞く者は 智慧を得(うる)との量りなし

おそらく御心知るならん  即身成仏疑いなし

帰命大聖摩訶威怒王

(注)四大八大忿怒尊(四大明王とは、降三世明王、軍荼利明王、大威徳明王、金剛夜叉明王。八大明王とは、不動、降三世、軍荼利、大威徳、大輪、馬頭、無能勝、歩擲(ほてき)の各明王

 

「仏説聖不動経」です。「その時に大会にひとりの明王あり。この大明王は大威力あり。大悲の徳の故に青黒の形を現じ、大定の徳のゆえに 金剛石に座し、大智慧の故に大火焔を現じ、大智の剣を執って 貧瞋癡を害し、三昧の縄をもて難伏の者を縛す、無相法身 虚空同体なれば、その住処なし ただ衆生心想の内に住したまう。衆生の意想各々不同なれば 衆生の意に従ってしかも利益を成し もとむる所円満せしめたもう。その時に大会に この経を説きたまえることを聞き 皆大いに歓喜し信受して奉行しき。仏説聖不動」

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