
右後方に見える山は黒姫、妙高あたりだろう。

さて急斜面を下りますよ。

写真では判りにくいが、かなりの急斜面だ。
しかし、兄弟とも何事もないように真っ直ぐ下りていく。
私はジグザグに下りた。
ちなみに、ママはスキーが非常にうまい。
宿の人に聞くと、子供はちっとも怖くないのだそうだ。
視線が地面から近いので、平気なんだそうだ。
それにしても、森の中を通って幅が50cmぐらいのクネクネの狭い急斜面を
いとも簡単に滑り降りたりもするので大したもんだ。
20代後半で初めてスキーをした私には怖い。

お兄ちゃんは必ず次男の後ろを滑っている。
これは次男を見守っているわけではない。
抜かすと怒るからだ。
次男は競争心がすごく強いのである。

しかしゲレンデでα900&タムロンA09を持っているのは奇異かもしれない。
そして、私を見て、「写真を撮ってください。」と声をかけるグループが多い。
いかにも写真好きに見えるから仕方がない。
いや、別に嫌ではないのだが、身体が自由にならないだけだ。

ゲレンデの90%以上はスノーボーダーだ。
スキーをしているのは年輩ぐらいだ。
長男もスノボをやりたいと言う。
雰囲気からすれば長男はスノボのイメージ。
次男はスキーヤーのイメージ。
小さな三浦雄一郎といった感じだ。

朝から夕方まで昼食を除けばずっと滑っている。
リフトに30本は乗っただろうか。
私は太ももの筋肉がパンパンで、もはや踏ん張りが利かない。
ターンが億劫な感じだ。
子供は、あと1本、あと1本と言って、何回もアンコールだ。
宿に帰って、またまた夜間瀬温泉に行き、戻ってから夕食を食べたら、
ナイターに行きたいと言う。
「明日の朝、早くから隣の竜王ゲレンデで滑るために早めに寝よう。」となだめる。
こっちはビールを飲んで、しこたま美味しい料理を戴いたあとだ。
ナイターなんて考えられない。
そもそも筋肉痛である。
(ママはなぜだかまだ余力を残している。)
(続く)
SONY α900、タムロンA09