今回の楽しみの一つは、Jetstarに乗ること。
やはり少し説明しておかなければいけないだろう。
Jetstarは自ら格安航空会社と宣言している激安価格の航空会社だ。
実は近年、オーストラリア最大のカンタスが子会社として設立した
豪州国内線を格安で運行する会社だ。
なぜ、格安なのか。
それは豪州に格安のヴァージン・ブルーが蔓延ってきたからだ。
カンタスが伝統のフラッグキャリアで格式もあり、格安で運行するのは
混乱するからだろうか。
子会社を設立して、独自のサービスでコストを下げた。
そのサービスは驚く。
基本サービスは出発前にペットボトルの水が配られるだけだ。
必要なものは事前にWeb等で予約する方式だ。
食事、飲み物、お酒、イヤホン、毛布・・・
予約した座席には、素早くサービスが開始される。
全員ではないので、速いのだ。
ただし、それを知らない人は、いつまでも食事が出されると勘違いをし、
CAに聞き、ショックを受けるだろう。
私の後ろに座っていた女の子がそうだった。
「すいません。弁当を買いたいんですけど。」
「予約分しか積んでいないんですよ。すいません。余っているか聞いてみましょう。」
・・・
「お客様、1つだけ軽食が余っていましたので、販売できますよ。」
彼女は1000円札で購入し、事なきを得たのだ。
私はママから事前に聞いていたので、空港内で夕食を済ませていた。
ただし、周辺で食事が出されると、その匂いでもう一度お腹がすくということは
想定外だった!
成田-ケアンズ線は、エアバスA330-200型だった。
格安だが、エコノミークラスでもシートは総革張りシートだ。
カンタス、JALと3社のコードシェアになっており、乗組員は各社の人が居る。
ジェットスターのCAは黒いTシャツだが、JALの制服のCAも乗務しているので、
なんだか不思議な光景だ。
ちなみにケアンズ往復の正規料金が50,000円。
成田-台北往復は12,000円、シンガポールは往復24,000円だ。
ゴールドコースト往復が50,000円、シドニーが60,000円。
国内線よりも安い。
JALも本気で再生したいのなら、見習うべきだ。
早朝にケアンズ空港に到着。
TAXIでホテルへ向かう。
TAXIはトヨタ。
ほんの数分で到着した。
コンドミニアムが並ぶ広大な敷地を歩きながら最初にしたことは、
やはり車を撮ること。
このフォードは最もよく見かける車だ。
豪州現地生産のロングセラーであるファルコンだろう。
まるで、日本車のようだ。
ホンダとトヨタとスバルとマツダを足して割ったようなスタイル。
なぜならば、豪州の車の大半は日本車なのだ。
部屋に到着してあまりにも広くて驚いたのだが、すぐに1時間ほど寝た。
たった7時間のフライトでは半分しか寝れなかったからだ。
起きてすぐに市街に出ることにした。
子供達は既に「Cityに行こう。」なんて言っている。
マイクロバスで駅まで行った。
ケアンズ駅だ。
制服の女性は鉄道員だ。
列車はめったに見ない。
前回来たときは、列車の時刻表を見て撮影に行った記憶がある。
オーストラリア鉄道の右側最北端の駅になる。
ここからブリスベーンを経て、シドニーにもつながり、
果てはパース、アリススプリングス、ダーウィンにもつながっている。
ただし、何日もかかるのだ。
駅に隣接してショッピングセンターがある。
古本市だろうか。
日本の風景ような週末だ。
ケアンズで働く日本人はほんとうに多い。
特に女性が多い。
土産物屋さんは日本人店員ばかりだ。
SCから市街地を散歩しながら、動物園に向かう。
子供達は既に市街地を歩いているようで風景を覚えている。
私の興味はやはり車。
オーストラリアといえばホールデン。
ホールデンといえばコモドア。
そしてOPEL車だ。
ホールデンのおかげでOPELをたくさん見ることができる。
豪州生産の車は、ホールデン、フォード・オーストラリア、トヨタの3社だ。
これもホールデン。
旧車が多く走っているわけではないが、ホールデンの旧車は日本で見ることはない。
ケアンズではマツダやスバル、三菱が目立つ。
それもなんだか不思議だ。
TOYOTAはプリウスがTAXIとして目立つ。
韓国勢も多い。
写真はTOYOTA Aurionで、豪州工場生産。
先代はアバロン。
車内が広いのでTAXIとしてもよく使われる。
市街地だけに車の写真ばかりになってしまった。
SONY α900、タムロンA09