広大な車両基地や機関区をかなりの雨の中を歩いている。
いろいろ見れて楽しい。
富山駅方面に歩いて行くと、なんと!EF81-1号機を発見!!!!
とっくに廃車になってるはずなのにここにいる。
スマホで調べると「1号機は、1968年12月21日立製作所水戸工場で製造され、
直ちに富山第二機関区へ配属された。民営化後はJR貨物に継承されたが、2004年3月31日廃車された。」とある。
15年ほど前に廃車になって、ここに居るのだ。
何とかすればいいのに。
保存するとか。
機関区が広いので、放置されてしまったのだろう。
しかし15年も放置されている割には、意外にも綺麗な1号機。
ちょっと整備すれば動きそうな雰囲気さえ感じる。
パンタは撤去されてるんだなあ。
保存しようと思っていたんだろうか?
しかし富山市内はまったく雪が無いので、ラッセル車も活躍の場が無いな。
高山線用のキハ120が動いていた。
出動ということかな。
高山本線も台風の被害から全線開通まで復旧したので、乗らないといかんなあ。
国鉄コンテナを発見!!!
この辺も留置されている感じ。
でも1号機より草臥れているように見える。
パンタはまだ健在だが。
大雨になって途方に暮れた。
スマホでバス停を見つけて2キロほど歩く。
停留所に行き愕然。
1日に1便しかない。
また歩き始める。
どうやらバス停が見当たらない。
また2キロほど歩いたか、なんと富山ライトレールの駅を発見!!!
どうせ乗ろうと思ってはいたもの、大雨の中、救われた。
足が疲れてしまったし。
とりあえず富山駅北まで乗って休憩したい。
来た来た。
富山ライトレールのポートラム。
単線の路線を颯爽とやってくる。
ココが元はJR西日本の富山港線だったとは。
ポートラムがブルーリボン賞を取った時のことは覚えている。
まさかLRTというか路面電車が鉄道界の芥川賞を取るとは!
でも、これは総合的な受賞だったと考えれば合点がいく。
富山駅北。
簡単に歴史を記せば、元々は富山地方鉄道の富岩線。
その後、国鉄富山港線になり、旧型国電の走る人気路線となった。旧型国電は青色だった。
その後はJR西日本の電車となり、他のローカル線と共有化するためにディーゼルカーとなった。
平成18年4月29日に第三セクターとして、富山式のLRTに変貌した。
さきほど乗った「奥田中学校前駅」までが軌道法に基づく軌道区間、その先から終点の岩瀬浜までが
鉄道事業法に基づいた鉄道である。
ではこれに乗ろう。
途中からは以前の鉄道区間を新しい低いホームに変えた区間を走る。
終点、岩瀬浜に到着。
さすがに終点まで乗る人は少ない。
各駅に異なる鉄道むすめの姿が。
臨市のアイトラムとほぼ同じ規格の車両。
地鉄がセントラム、万葉線がアイトラム、当線がポートラム。
いずれもアドトランツ社のヨーロッパのLRT車のライセンス生産車。
もうすぐ、富山地方鉄道市内線とはJR高架をくぐって、直通運転する予定だ。
岩瀬浜駅は思ったよりも開発、整備されていて、鄙びた駅では無かった。
富山港線時代は鄙びた駅であった。
この低いホームがLRTの良いところ。
高齢化社会に適している。
乗り降りが楽だし、ホームから転落しても死亡事故などにならない。
奥の高いホームは富山港線時代の鉄道ホーム。
モニュメントのように鉄道ホームが残されている。
軌間は鉄道時代と同じ標準軌の1067mm。
城川原駅には車庫がある。
この辺は鉄道時代は無かった路面の軌道部分。
一部が複線。
もうじき駅。
ここも新設区間。
(つづく)
SONY α7Ⅱ、TAMRON AF 28-75mm F/2.8 (Model A09) (LA-EA4経由)
AF4.5-5.6/75-300mm(LA-EA4経由)