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「ムーンライトえちご」来春廃止?!

2008-12-17 22:16:37 | 新潟の鉄道
 これから四国旅行の模様をアップしたかったのですが、昨日、私の駅巡りに重大な影響を及ぼすような、信じがたいニュースが入ってきたので論じさせて下さい。
 それは、「快速ムーンライトえちご」が来年3月のダイヤ改正で臨時列車化に向けて検討されているというものである。「快速ムーンライトえちご」というのは、東京方面の「18きっぱー」にとっては北へのつなぎ、新潟方面の方にとっては成田ないし羽田発の早朝便へのアクセスとして重宝されてきた。私のブログを見ると、上りの「ムーンライトえちご」に関する記述が頻出していることがわかるでしょう。指定券さえ購入できれば「18きっぷ」で利用でき、誠に使い勝手の良いれっしゃであった。急用で東京に行かなければならない人にとって使いやすい列車でもあった。今、その「えちご」に白羽の矢が立っているのである。
 では、なぜ、「快速ムーンライトえちご」が存廃論議にかけられているのか。私は、次の2つの理由があると考えている。
 1つ目は、高速バスの隆盛化である。現在、夜行高速バス路線がどんどん拡張し、改正のたびに夜行列車が減少している。
 新潟から東京に出る場合について見てみよう。新潟交通(西武バス、越後交通も共同運行)利用の場合は5250円と「快速ムーンライトえちご」とさほど変わりないが(普通運賃の場合)、ウィーラートラベルを利用した場合、最もグレードの低い席を利用すると2700円で済み(2008年12月18日発の場合)、「えちご」より6割程度安く利用できることがわかる。この帰結はもうお分かりの通りである。
 2つ目は、JR東日本の収益の縮減である。新幹線を中心とした優等列車の利用のおよそ7割は、帰省客・観光客ではなくビジネス客である。アメリカ発の金融危機による経済恐慌によりビジネス需要が大きく減退し、結果としてJR東日本の収益率の急低下につながっている。これにより、オフシーズンの平日の利用率が極めて低いといわれる「ムーンライトえちご」なぞ残してられないという論議が起こっている。
 もし、「予定通り」に来年3月以降、「ムーンライトえちご」が定期列車でなくなるとどのようなことが起こるのか。私は次のように考えている。最初の数年は、「18きっぷ」の時期やGWの時期はデイリー運行しているが、そのうちに年始年末やお盆の数日間のみの運行として利用客離れを狙い、北陸新幹線全通の暁に「さよなら運転」となろうかと予想している。「ムーンライトえちご」の段階廃止は、新潟車両センターに所属する「状態の悪い」485系の淘汰という、もう1つの目的も見え隠れする。
 ここで私が望むことは次の通りである。できれば「快速ムーンライト」は来年の3月以降も現状維持にしてほしい。もし、臨時列車化するにしても、金・土・日曜日の運行は維持し、「18きっぷ」の期間中は毎日運転してほしいものである。ダブってたらゴメンナサイ。



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1 コメント

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ムーンライトえちご運転日 (クハ481-103@管理人)
2009-01-25 19:27:34
昨日、プレリリースを見たところ、ムーンライトえちごは4月10日までの毎日と、5月1~6日に運転されることがわかっています。春の18きっぷの期間中の運転は確保されるということです。
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